Preflight Checkが終われば次はいよいよエンジンを始動させる。



これにももちろん手順があるが、最初の内はCheck Listを使用しながらゆっくりと行っていく。



ある程度慣れたら早く行うことができ、実際にキーを回してエンジン始動する時は暗記して行う。



だっていちいちCheck Listを使用していたらそれを見る時間がない。


ここにそのR22のBefore start eengine Check Listを載せておく。



エンジンがブルンッと始動したら、ClutchをEngageし、Alternator SWをOnにする。


そして5秒以内にMain Rotorが回転し始めることを確認し、エンジンの回転数を50~60%にSetする。



そしてOil Pressureが上がってくることを確認し、30秒以内に25PSI以上になるのを確認する。



しばらくするとエンジンの回転数とMain Rotorの回転数の%が同じになる。


そしてエンジンが暖かくなっていない場合は出力を70%~75%にSetし、暖める。



Oil TEMPがGreenになるまで。


その後Mag DropのCheck、Carb HeaterのCheckとSgprag ClutchのCheckを行う。



そうしたらCheck Listをしまい、Throtteleを開けていき、GovernorをEngageさせ、102%~104%に回転数を安定させる。



エンジンパラメーターが正常であることを確認し、終了となる。




Throttleを開ける時に暗記で行うもう一つの理由というか、こっちが本当の理由であるが、急に突風が吹いて揚力が増加し、ヘリコプターが浮いてしまった時に対処するためである。



過去102%でMain Rotorが回転しており、操縦士が外に出て何かをしていた時、風が吹きヘリコプターが浮き、動いたことがある。


幸いその時は人がいる方に行かなかったが、人の方に来ていたらぞっとする。



だから必ず102%で回転している時は常に操縦できるような態勢でいることが不可欠だということ。



さぁもう少しで飛べるよ。