ここ1年か2年の間に「イクメン」という言葉が出てくるようになった。
誰かが作った言葉だと思うが、今日はそのことについて少し考えてみたい。
イクメンとは育児をする男の人ということ。
つまりは父親が自分の子供の世話をするということになる。
最近出てきた言葉であるが、昔というかその言葉がない時に父親が育児をしていたかというと私はしていたと思う。
いろんな環境の人がいると思うので、母親が子どもの面倒を見れないと言ったこともあるだろうし、母親と生き別れたり、母親と離婚して父親に育てられたということだってあるだろう。
その頃に子育てした人は今の言葉でいうイクメンだし、今のイクメンたちよりも苦労をしてきたのではないかと思う。
何故なら社会全体が父親が子育てをするという環境を推奨していなかったから。
育児休職こそ男女どちらでも1年間取れるようになっているが、男性の取得率は1%も行かなかったんじゃないだろうか。
女の人が仕事を辞め、子供のために、夫のために家事をするというのが10数年前までの典型的な家庭のパターンであった。
そして今イクメンという言葉が出てきたことはこのパターンから外れた新たなパターンが出来上がってきているということだろう。
つまりは女性の社会進出、少子化対策、核家族化。
どれもが父親が育児をやる環境を後押しすることだと思う。
私は父親も育児に参加することについては賛成である。
私自身も参加しているし、参加していて、普段味わえないような体験、経験をすることがとても多い。
また仕事に活かせる能力も向上すると思われる。
それに自分の子供たちと一緒に遊べるってのが何より幸せな楽しいものとなっている。
この前出来なかったことが今日はできるようになっているし、どこでそんな言葉を習ったんだろうという言葉も話してくれる。
こちらが笑顔で話しかければ、子供たちも笑顔で返してくれる。
こんな素晴らしいことはないと思う。
仕事が忙しい、仕事で疲れたを理由にして育児を放棄しているのがどんなに人生において損をしているか、育児をしていない人に考えてもらいたい。