最近、脳科学的に子育てを考えようという動きがある。


これはアメリカが少し前から行っていることで、その流れが日本にやってきたものである。


子育てに悩む家庭が多いからこそ、こういった科学的にどうすればいいのかというものが出てくるのであろう。


で今回はこの脳科学的にどう育てていけばいいのかについて述べようと思う。


年齢順で説明をしていく。


まずは0歳。

この時は脳を育む機関である。

そのため、赤ちゃんの5感を刺激してあげることが必要になる。

視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚

視覚に関していえば、赤ちゃんにたくさん笑顔で笑いかけることがいい。

聴覚でいえば親同士の会話、音楽などいろんな音を聞かせる。

触覚でいえば、抱っこやおむつ替えなどの世話や自由に体を動かして自分の意志で動くものと動かないものとを認識させる。

味覚は母乳、ミルクに続き、離乳食でも多彩な味を。

嗅覚はそこまで必要ではない。


次に1歳から4歳。

このころの子供は真似をしたがるようになる。

ミラーニューロンというものである。

だからいろんなことを真似させて、経験させていくといい。

また4歳くらいになれば、人の心がわかるようになるので、それに必要な言語能力をそれまでにつけさせる必要がある。

具体的には会話をする、聞かせる、質問に答えるなど。


重複するが、3歳から6歳。

親はこの頃には褒めるアスリートになることが大事。

なんでも褒めるのではなく、具体的に達成したことに対して褒めるようにする。

叱るのは子どもの身に危険が迫った時だけにする。

そうすることでこれをやると怒られるし、怖いからやめておこうというようになる。


この期間に重要なのは友達を作ること。

友達と共感し、感情を分け合うことで、メタ認知という他者の視点から自分を客観視する能力が育まれ、他人の立場に立った考えをすることができるようになっていく。


最後に小学校入学後。

親は楽観主義的に、子供のやること、結果に対し、コントロールしようとするのではなく、ただ見守り、子供にどんどん考えさせる。

子どもは欲しい結果とのずれを認識し、そのずれを埋めようと考え、失敗を成長の一部として活かせるようになる。


記憶させる際には五感を駆使して、覚えさせる。

そうすると忘れにくくなる。


子どもが欲しいと思うものがあったとき、それを子供にプレゼンをさせてみる。

何故欲しいのか、何が気に入ったのかを自分で考えることで論理的な思考が身に付く。





こうしたことができれば脳科学的にかなり発達した子供になるだろう。

でも、これがすべての答えではないので、自分たちなりの子育て法を確立するのもいいと思う。