一般的に子どもに何かをやらせる方法は以下の3つがある。

・ご褒美をあげる

・強制させる

・自らやろうとやる気を出させる


この本はもちろん三つ目のやる気を出させるために書かれた本である。

本の内容は天才・偉人の親がどのように天才である子供を育ててきたかの具体例がたくさん書かれている。


そのエッセンスを紹介すると、まず子どもには無限大の潜在能力があることを認識し、その能力をいかに伸ばしてあげるかが育て方の1つのポイントである。

能力を発揮させるための方法として、小さいころからその行為について触れさせることがあげられます。

かの有名なタイガーウッズも幼少期にゴルフにたくさん触れることでゴルフの才能が目覚め、素晴らしいプレーヤーになっている。このことを裏付ける根拠となりえる。


次に子供のしたがることを黙ってやらせること。

子どものしたいようにものが壊れようが、買ったものをすぐに分解しようが、ほっておき、子どもが何をしたがっているのかを観察し、温かい目で見る。

これは一見簡単そうに見えてとても難しいことだと思う。

どうしても勝ってきたおもちゃをすぐに壊されてしまうと、親としてはせっかくという気持ちになってしまい、温かい目で見れなくなってしまう。

ここは心の解放がいる。



子どもの才能を開花させる3つの条件があって、それは

・才能は反対の形で現れることになる

・最初は無理強いしない

・支援を惜しまない


母親と父親の関係も子供に影響を及ぼしている。

親同士が仲がいいと、家族ってのは温かい雰囲気が味わえる最高の場所だと心に刻まれるし、親同士の意見が違うことで、子供はどちらが正しいのか考えるようになって、論理的な思考をすることができるようになる。


そして叱う必要があるときはかならず叱り、子供ときちんと向き合うこと。

子どもにとって一番の恐怖は親から見放されることだと思っています。

こどもだけでなくても大人もすべての人から見放されても、一人のパートナーが信じていさえすれば、精神的に安定して生きていくことができると思っています。


勉強は学校だけでなく色んな所でできるものだと思う。

これは親にも言えることで、子供がいることで親もやったことがないようなことをすることがあると思う。子供に経験させたくて。

そんなときは親も勉強になるし、家族全体で成長していることが実感できる。


親は子供に対し、すべてを見せ、また誇りと品格を持って生活していえば子供はその背中を見て勝手に立派に育つことでしょう。