NHKの土曜ドラマ 『ハゲタカ』 にはまっている
自分が働いている業界に近いということもあって 大変興味深い
やや演出が過剰気味であるとは思えるのだが 経済系のドラマは普通に進むと淡々とし過ぎてつまらなくなる恐れがあるので それはそれで良いのだろう
前回では 銀行の暗部に目をつぶれない芝野(柴田恭平)が辞表を出すのだが この辺はなかなか考えさせられるところがある
芝野のように 『間違っていることは間違っている』 と自分に筋を通すこと
逆に それも含めて全て受け入れ 飲み込み 清濁混沌とした事態を越え その次に見えてくるものを見ようとするために組織に残ること
どちらが正解ということはないのだが 自分に置き換えてみたとして うーん これは簡単に答えが出せない
大森南朋演じる鷲津が 『金を稼ぐことは悪いことですか』 とほえる場面がある(誰かを彷彿とさせる言葉だ)
金を稼ぐことが悪いことであるはずがないのは明確だ
要は 『稼ぎ方』 と 『稼ぐ目的 つまり稼いだ時の金の使い方』 に その人の考え方や人間性が映し出され それが好きか嫌いかで 好きならその人にお金を預けるなど応援すれば良いし 嫌いならほっとけば良いということだけなのでは
自分としては 真っ当な人が応援されるような世の中であるべきだと思っているが
このドラマが 鷲津がこの後どう進むのかは楽しみだ