戦プロにおけるメインストーリー「武将伝」。

それはスポットを当てられた様々な戦姫と共に、

プレイヤーが主人公となって戦国の世を駆け巡るコンテンツです。

 

現在(2018年9月時点)で25個もの「武将伝」が公開されています。

その大半が史実に沿ったストーリーであることは多いですが、そこに戦プロ独自の世界観や、可愛らしい戦姫たちが登場することで面白くも非常に読み応えのあるものが共通点であると思います。

 

僕自身も戦プロの中で好きな要素であり、特に推したい要素でもあります。

史実の戦国時代に少し詳しくなることは勿論、戦姫たちの魅力を知ることで今まで以上に愛着が湧いたり、または新たに推しの戦姫を発見することも。

 

今回の記事では、まだ読んでいないであろうプレイヤーに、そして既に読んでいたプレイヤーにそんな多くある「武将伝」の中からランキング形式として並べながら「何度でも読みたくなる」と思えるところを紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし気に入ってくれたら、運営さんに

「武将伝の回想機能の実装」なんかを一緒に要望していただけると大喜びします!

 

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戦プロ『何度も読み直したい武将伝ランキング』

 

第5位「真田伝」

 

真田家との出会いに始まり、そこから関ヶ原の戦いを経てから少しずつ生まれる

家族のすれ違いや確執。。。そして一度失くした大切なものを取り戻すために

真田家と徳川家を奔走する真田信之を描いた物語。

 

「真田伝」というタイトルだけあって、全体的なテーマとして「戦乱の世で試される真田家の絆」を描かれていますが、この武将伝の主役を挙げるとすればやはり信之になると思います。

 

真田信之というと、様々な作品で取り上げられることも多い信繁(幸村)より目立ちにくいという印象を抱きがちです。しかし、史実での彼は真田家を存続させるために関ヶ原の戦いでは東軍に付いたりと実は弟には負けないくらい芯の強い人物でもあります。

 

「真田伝」での信之は穏やかな性格ながら、大胆不敵な部分も持ち合わせている戦姫として登場します。母である昌幸とはまるで違う雰囲気を感じさせますが、そんな母の策を信じ抜いたり、妹である幸村のことを可愛がる様子から”家族を大切にする一人の姉”としての一面も見ることができます。

 

全体的なストーリーの流れは主人公と出会う上田合戦から、

信之が幸村との確執に決着を付けるために出陣する大坂夏の陣まで。

 

ストーリーの雰囲気としては、シリアス部分は多めだがそこまで疲れるほど話が固いわけでもない。様々な戦姫に仕える真田家の実情を上手く描かれています。全6章という長さもぴったりで、読み応えのある武将伝になっています。

 

あくまで「真田家」にスポットを当てたストーリーなので、背景にあった様々な出来事にはそこまで深く掘られていません。しかし、戦国時代を知る別の入り口としてはオススメできる武将伝だと思います。

 

 

第4位「毛利伝(前後編含む)」

 

毛利元就から始まり、そこから隆元ら三姉妹へと続き、そして隆元の娘である輝元へ繋がる毛利家3代の天下取りが描かれている物語です。前編では元就から隆元ら三姉妹、後編では隆元から輝元含めた毛利家の話という構成になっています。

 

前編では三英傑の誘いを断って西まで足を伸ばし、仕官先を探す主人公が元就と、

彼女の娘である隆元と出会うところから始まります。

史実ではやがて大きな勢力を持つ毛利家のように、こちらでは天下統一を目指す彼女らの野心の大きさを垣間見ることができます。やがて次女である吉川元春と三女の小早川隆景も登場し、毛利家2代で中国地方を統一する為に動き出します。

 

劇中では元就は冷徹ながら野心家な性質を持ち合わせ、隆元は内気ながら内政手腕、元春は武勇に優れ、隆景は母に劣らぬ知略を持つ戦姫として描かれています。これは史実にある程度沿ったキャラ作りで、より当人らしい人物像だと感じました。

 

ストーリーの雰囲気は隆元がメインになっていることもあって、全体を通してシリアスが多めといった感じ。控えめな彼女がそれでも毛利家の為に力を尽くし、それを心配しながら支える主人公が読んでいて胸を痛めそうでした。

 

後編では大内家・尼子家をくだし、中国統一を成し遂げたところから始まります。

次の目標に向けて進んでいく元就と、隆元を支える主人公の姿がありました。

そこから当主が隆元から輝元の代へと移り変わり、やがて西軍をまとめる総大将として関ヶ原の戦いで天下統一を目指します。

 

第3位「浅井姫伝」

 

戦乱の世で過酷な運命に翻弄されながらも、再び家族全員との幸せな毎日へ戻る為に奮闘する浅井家の三姉妹の強さと、その浅井家の家族愛を描いた物語です。今までの題材が戦国武将だったのに対して、こちらは”姫側”の視点から見た少し特殊な武将伝。
 
この武将伝では浅井家の三姉妹がメインヒロインを務めていますが、その中でも次女の初が表のメインヒロインで、長女の茶々(淀殿)が裏のメインヒロインになっていると読んでいて感じました。三女の江は2人ほど目立ったようなことは無いものの、一番幼い彼女から見ることができる姉たちの葛藤や強さにおいては、2人に負けないほどの重要なキャラになっています。
 
ストーリーの雰囲気は史実に大きく沿っているだけあって笑えるような日常を混ぜつつもシリアスな部分が多い構成。それでも落城や家族との別れを多く経験している浅井家ならではの胸苦しさを、戦プロの独特な世界観によって少しだけマイルドに書き起こされているので読みやすく、読み応えのある武将伝だと思いました。
 

第2位「明智伝」

 

織田信長との出会いから別れとなる本能寺の変、そして戦乱の世の終わりまで綴られた明智光秀と主人公の夢物語が描かれています。史実でも非常に謎の多い”明智光秀”という存在に、一つの答えを導き出している武将伝になっていると思います。

 

生っ粋に信長を慕っている戦姫として登場している彼女ですが、そんな彼女が信長に仕える前の振る舞いを見ることができます。聡明で気品のある、そして非の打ち所がない忠臣・・・・そういった印象を読んでいくと改めて知ることもできます。将軍家である足利家に仕えていたことがあると判れば納得してしまいますね。

 

信長に仕えてから先述したように少々危うくも一途な忠誠を貫く彼女には、そうなっている理由はここで描かれています。そこから彼女の意外な側面と、彼女の”戦姫としての在り方”があり、今までの彼女に対する見方は大きく変わるものです。他にも彼女が鉄砲の扱いが上手いことや、歌や茶などを好む文化人でもあることを知ることができます。

 

今までの武将伝に登場してきた戦姫たちの内面にも触れており、”天下を治めるということ”をテーマにもしているこの明智伝は、最も戦国時代の過酷さと平和に到達するまでの厳しさを表現している武将伝だと思いました。

 

第1位「少女使節伝」

 

”天正遣欧少女使節団”ら4人が日本に帰国したところで始まり、そこから降りかかる過酷な事態に苦しい思いをしつつも乗り越えていくという話。”宗教や信仰の在り方”について触れている特殊な武将伝で、戦プロならではの世界観を出しつつ史実での出来事をより分かりやすく紐解いた構成になっています。

 

メインヒロインは勿論”天正遣欧少女使節団”ら4人なんですが、その中でもより過酷な運命を背負った中浦ジュリアン(紫色の戦姫)と千々石ミゲル(青色の戦姫)に視点を置いています。キリシタンが弾圧されていく中での、彼女らの葛藤には胸苦しさを感じつつもその健気な姿に何度も感情移入してしまいそうなほど。

 

史実にもあるキリシタンが弾圧されるまでの流れを分かりやすくまとめていることもあって、あまり詳しくない人でも概ね把握することができます。”宗教や信仰の在り方”という戦国時代の歴史の中でも題材されることは少ないことだけに、他の武将伝とはまた違った面白さがあります。

 

また、武将伝でおなじみの”表情差分の追加”によって、4人らが持つ感情の豊かさを感じることができるのも少女使節伝の良いところの一つ。中浦ジュリアンの見せる悲しくも健気な笑顔や、千々石ミゲルの見せる悲観の詰まった表情は当事者らの辛い境遇を如実に物語っています。

 

数ある武将伝の中でもかなりシリアスと言える少女使節伝なんですが、これは最初から最後までじっくり読むことをオススメします。勿論何度読んでも飽きることはなく、より4人らに愛着が湧くくらいの素晴らしいシナリオに感服せざるを得ません。

 

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その他の武将伝

 

織田伝

 

チュートリアル後に読むことができる武将伝の一つ。

武将伝の入り口としてはちょうど良いほどにまとまっており、

織田信長の生涯を主人公の目線で追うことになります。

この武将伝では彼女の天下に対する考え方だけでなく、

一人の戦姫としての女の子らしい面も見ることができます。

 

豊臣伝

 

チュートリアル後に読むことができる武将伝の一つ。

武将伝の入り口としてはちょうど良いほどにまとまっており、

豊臣秀吉の天下取りを主人公の目線で追うことになります。

彼女の愛らしさだけでなく、信長から引き継いだ天下への覇道を

彼女なりに実践していく場面に”豊臣秀吉”という人物像を知ることができます。

 

徳川伝

 

チュートリアル後に読むことができる武将伝の一つ。

武将伝の入り口としてはちょうど良いほどにまとまっており、

徳川家康が天下を治めるまでの道のりを主人公の目線で追うことになります。

誰よりも平和を望む彼女の意思の強さと、自分の気持ちに悩む

可愛らしさに彼女という一人の女の子を好きになれるはず。

 

武田伝

 

”甲斐の虎”と呼ばれた戦姫、武田信玄の生涯を描いた物語。

上杉謙信との激闘を繰り広げながら、己が進む道を探していく。

また、戦プロにおける重要な存在”宝玉”についても少し触れています。

 

上杉伝

 

”越後の龍”と呼ばれた戦姫、上杉謙信の生涯を描いた物語。

終始彼女に振り回されるも、2人の間に確かな繋がりが築かれていく。

武田信玄との激闘も彼女と上杉家の視点で描かれていきます。

 

伊達伝

 

”独眼竜”と呼ばれた戦姫、伊達政宗の生涯を描いた物語。

名だたる戦姫と渡り合う彼女の、異名に負けないその勇猛果敢な姿と

彼女ならではの奇策を見ることができます。料理好きという意外な一面もある。

 

ザビエル伝

 

”愛”を布教する為に日本へたどり着いた宣教師、ザビエルの物語。

様々な場所へ赴きながら、彼女と共に布教の旅をしていく。

天真爛漫ながらも、芯の強い彼女の姿を見ることができます。

 

井伊伝

 

井伊家再興の為に奮闘する井伊直虎と、

”徳川四天王”の一人である井伊直政と妻の花を描いた物語。

直虎から直政へ引き継がれる井伊家の誉れと、

徳川家の戦姫として忠誠を尽くす直政の姿、

そして彼女を支える花の2代に渡った家族愛を見ることができます。

 

島津伝

 

九州に台頭する島津家、その4姉妹の覇道の物語。

個々の強さと姉妹の絆を、戦場で奮闘する彼女らを通して見ることができます。

他にも大友家や肝付家の戦姫が登場し、九州を舞台とした一風変わった武将伝。

 

長宗我部伝

 

四国を平定した土佐の戦姫、長宗我部元親を描いた物語。

普段のお淑やかな彼女からあり得ない、戦場で見せる猛然とした姿は

まさに”鬼若子”の異名を持つのにふさわしい戦姫。

そんな彼女に思いを寄せる主人公と、同様に彼を想う彼女が

少しずつだが確実に進展していく様が見られます。

 

三好伝

 

イベント「重臣鍛錬道場ー岩成友通編ー」から続く武将伝。

守護大名である三好家の名声を全国へと広める為に奔走する”三好三人衆”。

偶像、所謂”アイドル”活動していく3人の補佐として主人公は
三好家が抱える問題を解決しながら東大寺での舞台を目指していきます。

 

雑賀伝

 

木津川口の戦い中盤から小牧長久手、そして孫市が雑賀衆を去るまでの話。

「雑賀孫市」として生きてきた”彼女”が、自身の在り方について迷いながらも

主人公と共に戦乱の世を駆け抜けていく。その中で育まれるお互いの想い、

そして彼女の導き出す答えとは・・・。

ランキング外ですがこちらもオススメ武将伝の一つです。

 

茶人伝

 

茶人である千利休、そして彼女を慕う”利休七哲”を中心とした武将伝。

彼女が説いた”侘び寂びの心”を、戦プロ独自の解釈で綴られていく。

また、”利休と秀吉の関係”もこの武将伝の一つのテーマになっています。

 

石田伝

 

幼少時代である「佐吉」から、関ヶ原までの彼女の生涯を描いた話。

秀吉に一途な彼女でも、”天下を治めること”に彼女なりの考え方がある。

この武将伝では、そんな彼女の行動原理や内面を掘り下げています。

同じく西軍の視点で描かれた「毛利伝・後編」とはまた違った見方になっている。

 

肝付伝

 

島津伝序盤からの分岐で、もし主人公が肝付兼続に仕えたら・・・というIFな話。

人気戦姫の武将伝なだけあって、とにかく彼女の可愛いところを多く見られます。

また、島津家との因縁を描きつつも「島津伝」では登場しなかった九州の戦姫が

多く登場し、九州での出来事を別の角度から見ることができます。

 

人外伝(六道編)

 

直江兼続の逸話を元に始まった、主人公の六道の旅。

人外を扱った初めての武将伝で、六道輪廻について分かりやすく解説されています。

登場する戦姫のほとんどは人外なので、元々人外戦姫が好きな軍師には

楽しめる武将伝になっているはずです。

 

剣豪伝

 

乱世における”剣またはその道がもたらす精神の在り方”がテーマになったお話。

塚原卜伝とその弟子、松岡則方と共に様々な剣術家達と出会いながら

すれ違いや挫折を経て答えを見出します。こちらも戦国武将をメインとした

武将伝とは違った面白さがあり、6章という短さながら読み応えがあります。

 

北条伝

 

妙な出会いをした主人公と北条氏康からは始まり、

やがて氏直まで続く北条家三代の頑張り物語。

史実では波乱万丈な北条家の歴史をマイルドに沿って、

上手く戦プロにあった設定を活かしてまとまった印象。

シリアスよりもほっこりした雰囲気が大きく、気軽に楽しめる武将伝です。

 

織田家臣伝(前編)

 

古くから織田家に仕える戦姫、佐久間信盛の物語。

武将外伝にも既に登場している彼女ですが、こちらでは

より詳しく彼女に踏み込んだ話になっています。

こちらはまだ前編ということになっているので、後編も期待するところです。

 

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9/18のメンテナンス後より「人外伝(神明編)」が追加されます。

「大国主神のお願いで、天照大神と須佐之男命を仲直りさせるために、根の国へと行くことになるのですが……。はてさてどうなるのでしょうかっ! 皆さんの目で確かめてくださいね~♪」戦プロ公式アカウントのTwitterより

 

他の武将伝については簡単な紹介になりましたが、どれも面白い話になっているので既に読み終えた方やこれから読む方もじっくりと読んでいただければと思います。

 

あと、武将伝の「回想機能」があれば完璧ですね!

いちいち体力を消費しなければ見れないのは少々面倒なので^^;