マジだみは時間があると

大学3年ミニだみに負けないくらい

YouTube動画を眺めるような

スマホ依存症にすっかり成り果てており

 

今日もスキマ時間を見つけては

YouTubeを立ち上げておりました。


 

マジだみの観る動画カテゴリーは

時事問題やビジネス知識など

瞬間風速的に欲しい情報だったり

 

言語学〜宇宙物理学のような

単純にマジだみの

八方美人的な知識欲を満たすモノだったり、と

 

その時その時の気分次第で

動画をチョイスしていますが

 

気分関係なく

定期的に視聴するチャンネルがありまして

 それはご存知の方もいらっしゃるかと

思いますが

「大愚和尚の一問一答」という

仏教の教えに照らし合わせた

生き方の知恵を授けてくれる動画です。

 



 

なんやかやと忙しい日々を送っていると

昇華しそびれた不満や怒りが

心に澱のように溜まってきまして

 

それを放ったらかしていると

マジだみはドクダミ臭を振り撒く鬼ババに

変化してしまい

職場の方や家族に迷惑をかけてしまいます。

 

なので、

定期的にパソコンをデフラグするように

心のクリーンアップを図るため

意識的に大愚和尚さんの動画を観るように

しています。

 

ちなみに大愚和尚さんとは

佛心宗大叢山福厳寺の住職さんでして


駒澤大学から曹洞宗大本山総持寺を経て、

愛知学院大学大学院にて文学修士を取得し、

僧侶、事業家、作家、セラピスト、空手家、と

5つの顔を持つという

ちょっと変わった壮年のお坊さんです。

 

で、久しぶりに心の洗濯をするか、と

大愚和尚さんの一問一答の動画を

眺めていましたら

 

「知識」があなたを苦しめる

 

というマジだみにとってパワーワードな

タイトル動画を発見しまして

 

火中に飛び込む虫の勢いで

再生ボタンをクリックしました。

 

 

そして、

その動画を視聴した後のマジだみは

文字どおり 

ぷすぷすとドクダミ臭を漂わせる

焦げた虫となっていました。

 

 

。。。。いやぁ、もうホント、

大愚和尚さんのおっしゃるとおりですわ。。。

 

 

動画の内容は

60代女性からのお悩み相談でした。

 

その女性は

あることがきっかけで人生をリセットすべく

家を買い、趣味の絵を描きながら

周囲の方に感謝し、心穏やかに暮らすべく

禅の教えを学んでいらっしゃるようです。

 

ところが

己の心が狭いせいか

学べば学ぶほど

これまで気づかなかった他人の嫌な面に

気が付くことが多くなり

 

また他人の嫌な面を感じながら

自分の感情を押さえて付き合うのが

とても苦痛になってきて

他人と距離を置くようになりました。

 

そんなことをしていると

いつか友達が

いなくなってしまうのではないか


 というご相談でした。

 

 

もうですね、その女性は

自分の未来の姿ではないですか?!と

思うくらい

マジだみはそのお悩みに共感しまくりです。

 


マジだみも細く長く勉強を続けていると

何となく色んなことが見えてくるようになり

それはそれでとても楽しいことなのですが

 

感じなくても良い他人の思惑まで

敏感になってきたようで

 

テレビに登場する人や商品に

違和感を感じると

ついついツッコミを入れてしまい

毎度タヌキ亭主を鼻白ませています。

 

そのツッコミの内容が

いかに正義を孕んだものだったとしても

他人から見た私は

ただの口うるさいババアじゃん。。。と


マジだみは

タヌキ亭主の白い眼を見るたびに反省し

なるだけツッコミを入れないように

注意しているのですが

 

気が緩むと

ついついテレビに文句を言っています。

 

 

そんなマジだみですので

ただでさえ少ない友達が

さらに減ってしまう気がして

 

もうどうすればいいのかわからない!!!

もう勉強を止めて

頭脳的に盲目になれば解決するのか?

いやでもそうすると詐欺に引っかかるし!と

 

よくわからん堂々巡りを

一人でやっておりました。

 

 

そんなマジだみの経緯があり

動画での大愚和尚さんは

相談者の60代女性に回答をしているのですが

マジだみはまるで自分に向けて

おっしゃっているような錯覚に陥り

動画視聴にのめり込みます。

 

 

 

 

大愚和尚さんは

少し笑顔を向けるような感じで

こうおっしゃられました。

 

「知識は。。。。

他人を裁くためにあるものではない」

 

 

マジだみは雷に打たれたように

ひっくり返りそうになりました。

 

確かに。。。!

私、他人を裁いてばっかりだ。。。。

 

 

それから和尚さんは

仏教の教えを紹介され

それになぞらえて

知識の使い方を提案してくださいました。

 

■知識(教え)は

 自分を裁くために使いなさい。

 自分の修行の道具として使いなさい。

 

 他人を裁くために知恵を使うのは

 己の慢心の成せる業である。


 

■ブロのカメラマンが

 被写体を正確にとらえるために

 複数のレンズを使えるように

 他人のこと、自分のことが見えるよう

 「レンズ」を付け替える努力をしなさい。

 

 そのようにすることで、

 他人を見るばかりにならず

 自分を顧みることが出来るようになって

 結果、他人との衝突を

 避けることが出来るようになる。

 

 

■知識ある者とは

 他人と衝突することが無い人間である。



 

大愚和尚さんの言葉一言一言が

マジだみの心をぶっ刺します。

 


他人を裁くために知恵を使うのは

己の慢心の成せる業である、

というくだりについて

大愚和尚さんはふふふと笑いながら


人間、知恵を付けると

自分が偉くなったような気になるんですよね。

そしてその知恵で他人を裁くのは

とても気持ちいいもんです。


でも、それは慢心だということを

覚えておいてください。



マジだみは動画の前で

ひたすら縮み上がっていました。


あああ。。。

私がテレビにツッコミするのを

タヌキ亭主が鼻白んでたのは

ツッコミの内容ではなくて


マジだみの快楽で歪んだ顔が

気持ち悪かったからか。。。


 

そんな感じで

マジだみは反省しきりでした。





ただ、今回の大愚和尚さんの動画で

恥ずかしい思いをした代わりに

大きな知恵もいただきました。


それは大愚和尚さんの教えを

マジだみ風に改変したものですが


他人に合わせて

自分のレンズを変える、

というテクニックです。


これまでは

苦手な人に対峙する時

自分もその人のレベルに

合わせなきゃいけないと思うと

苦痛だったのですが


レンズを変えるだけなら

自分のアイデンティティを変えずに済むので

苦手な人ともそんなにストレスを感じずに

接することが出来そうです。



まだ実践したわけではないので

実際そんなシーンに出くわして

レンズを落としたりして失敗し

余計に苦痛を感じることになるかもしれませんが


それも自分の修行だと思って

頑張ってみます。




やっぱり

誰も寄り付かない山奥の鬼ババではなく


ひとりで畑を耕し、時々町に降りて

知り合いとおしゃべりを楽しむ

里山のおばあちゃんになりたいな。


今日もくさくてゴメンなさい。イヒ



マジだみが焦げた虫になった

動画です。長い動画ですが

ラジオ的感覚でお話が聞けます。

興味ある方はどうぞ。↓↓↓


https://youtu.be/2XjX0cU7M1Y?si=IAnsctKEONIdBcNb


※マジだみは仏教徒ではありません。