※今回のブログも

マジだみの妄想と偏見

増し増しな内容になっています。

違和感等ございましたら、

ご指摘いただけると助かります。

 

 

 

最近ネットやYouTube動画を見ていると

新卒さんが退職代行サービスを使って

短期間で会社を辞める、という話題を

チラホラ見かけるようになりました。

 

この手の話題になると

「最近の若者は礼儀知らずで忍耐力がない」や

「Z世代は甘やかされて育ったからだ」など

若い人達をヤジる声が上がるのですが

(たいていオジサンオバサン発)

 

そんな輩にわたしゃ言いたい。

 

ブラック企業に苦しんだ氷河期の私らだって

若い頃に退職代行サービスがあったら

喜んで使ってただろーが、と。

(最初からホワイト企業勤めなら

余計に黙っとれ!です)

 

 

。。。のっけから失礼しました。

 

 

マジだみのタヌキ亭主が

町内会で子ども会活動をしているのと

大学3年娘ミニだみの部活フォローで

マジだみは

小学生から大学生までのよそのお子さんを

間近で観察する機会が結構ありまして

 

やんちゃだったり、頑固だったり

うっかり屋だったりと

それぞれに個性はあるものの

基本的に

真面目で良い子が多い印象がありました。

 

そして、彼らは大学生のうちに

バイトをしていて

カスハラなど相応の嫌な思いも

経験済みですので

 

忍耐力がない、と断じるのは早合点で

むしろ不器用ながらも彼らなりに

律儀に仕事に向き合おうとしているように

感じられます。

 

もちろん、中には

気力意欲が乏しい子もいるので

全員が全員頑張れるわけではないですが

 

仕事が嫌だからといって

すぐに退職代行へ逃げているのではなく

 

会社で精神的に追い詰められたか

そもそも提示された就業条件が

入社後に違っていることが判明した、など

 

新卒さんではなく

会社の方に問題があって

色々悩んだ結果、退職代行を選ぶ人が

多いのではないかと感じます。

 

 

会社に問題がある前提で話を進めると

とげとげしくなってしまうので

柔らかい表現に直すと

「会社と新卒さんがミスマッチを起こした」

という状況が

新卒さんの短期間での退職に

繋がっているということなのですが

 

企業情報のみならず

就職転職口コミサイトなど

色々な情報がネットで手に入れられる

ご時世なのに

何故ミスマッチを起こすのか。。。。

 

マジだみはちょっと不思議に

感じていました。

 

 

 

で、ある夜

就職サイトでインターン情報を眺めていますと

ふとある事に気が付きました。

 

なんか、やたらと

コンサル企業のインターン募集が多いなぁ。。。。

しかも、インターン後に早期内定を出すところが

結構あるぞ。。。。

 

※インターンとはお仕事体験のことです。

 

 

コンサル企業とは、

ある企業の脳みそに成り代わって

どこかの会社と合併したり

新規事業を立ち上げたり

社内の問題を解決したりしてくれる

「頭脳系便利屋」さんの総称で

 

そのカテゴリーは

戦略コンサル

M&Aコンサル

ITコンサル

業務コンサル

人事コンサル

財務会計コンサル

公共コンサル(シンクタンク)

などなど多岐にわたります。

 

有名どころだと

マッキンゼー、アクセンチュア、

デロイトトーマツなどの外資系企業や

日立コンサル、NTTデータ、

野村総合研究所などの日系企業が

メディアでよく上げられると思います。

 

それ以外の中小企業やベンチャーでも

コンサル業を生業にしている会社が

ずいぶん増えていて

それと平行してコンサル業に携わる

人数も売上高も市場規模も右肩上がりの一途を

辿っているようです。

 

。。。で、近年は

大学3年生の4月から

インターン募集が始まるなど

就活の早期化が話題になっていますが

 

その大学3年生たちが

就活サイトでまず最初に目にする業界が

コンサル業界、

という現象が起こっています。

 

なぜコンサル業界が

就活の一発目に来るのかわかりませんが

 

とにかくどの就活サイトも

4月5月の段階では

右も左も前も後ろも

コンサル、コンサル、コンサルで

コンサルのインターン募集が乱舞しています。

 

また、コンサルは

売り出し方のプロでもあるので

高い年収、成長、自己研鑽、夢の実現

顧客企業に喜ばれ感謝される、など

企業紹介の文面に

学生が好きそうなキャッチコピーを

キラキラと振りまいています。

 

仕事の素人である学生は

彼らの差し出す虹色の夢に魅せられて

猫も杓子もコンサル業界をめざせ!と

なりやすく

 

また、コンサルは早期内定が出るので

 

早く就活を終わらせたい学生さんの中には

他の業界を十分に検討することなく

コンサル就業に決めてしまう人も

少なくないと思います。

 

 

ただですね。。。。

よくよく考えると、コンサルの仕事は

企業が出来ないことを代わりにやってあげる

ものすごくレベルの高い仕事なんですよね。

 

それこそ、少し前までは

東大京大のような難関大学卒の人たちが

メインで就業する業界で

 

そんな高学歴の彼らでも

それなりの仕事をこなす為に

昼夜問わず働かされるのが

コンサルの世界です。

(大学受験動画で有名なコバショーさんも

元コンサル勤務で激務だったようです)

 

たとえ要求される仕事レベルが

少し下がったとしても

コンサル業なんて難しい仕事を

こなせる学生って

そんなに多くないと思うのは

マジだみだけですかね。。。。?

 

東京一工など

トップクラスの頭脳を持つ学生さんや

既に起業をしている学生さんや

ホリエモンや幻冬舎の箕輪さんみたく

アイデアが湧いてきた瞬間

行動している奇人なら

コンサル業はまさに天職!に

なるかもしれませんが

 

大した資格も持たない

どちらかと言えば

凡人な新卒ちゃんを採用して

企業の課題解決させようとする

コンサル人事の考えがよくわからん。

 

下手に新卒ちゃんを採用して

もしミスマッチを起こしたら

絶対病むだろ、こんな激務。。。。

と怖気をふるうのが

マジだみの正直なところです。

 

多分、よく理解できないまま

コンサル企業に就職して

難しい仕事に悩み苦しみ

先輩や上司から

詰められて嫌味を言われて

体調を壊して

退職代行を使う羽目になる

 

そんな人が増えているように思います。

 

 

 

就活エージェント業界以外の人で

コンサルとは何か?と問われて

細大漏れなく十分に答えられる親は

少ないと思います。

 

理由は、コンサルという仕事が

一般化してからの歴史がまだ浅いからです。

 

 

なので、

コンサル業界のきらきらさに

憧れを抱いて

心の中がお花畑になっている

大学生のお子さんがいたら

親御さんも一緒に

コンサル業界のことを調べて

親御さんの方から今一度、

その覚悟を確認した方がいいと思います。

 

 

今回はコンサル業界をメインに

取り上げましたが

大企業や有名企業も

新人には最初泥臭い仕事をさせます。

 

例えば誰もが憧れる飲料水メーカーの

新卒営業の最初の仕事が

トラックでの自販機巡りだったりするのは

わりと有名な話で

 

金融業界も大手不動産会社も

新人時代はなかなかえぐいことを

させられます。

 

売り手市場の今、大学生は就職に

理想や希望や夢を描きやすくなっている分

現実とのギャップに悩んでいます。

 

そんな就活の時こそ

親の出番だとマジだみは思います。

 

親の望む仕事に誘導する

ということではなく

その仕事に就くことで降りかかる

メリットデメリットを一緒に想像して

出来れば逃げ道も

一緒に考えてあげてほしいと思います。

 

 

それこそ

受験よりも就活のほうが

人生を分ける戦いにもなります。

新卒で病んでしまったら

復帰するのにとても時間がかかります。

 

学生時代も

不登校というモノがありますが

 

マジだみの雑感では

新卒後の引きこもりの方を

用心しなくてはならないと思います。

 

高校受験や大学受験時は

子どもが思春期という事もあり

親があまり口出すのは

控えた方がいいと思いますが

 

就活時の子どもは

思春期を卒業した大人でありますので

大人として

親の話を聞ける態勢が整っています。

 

大学生を持つ親御さん、

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

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マジだみが今回

このようなブログを書いたのは

大学4年生の姪だみの友達が

就活中に自○した、という話を

聞いたからでした。

 

その友達に寄り添ってあげる大人がいれば

状況は変わったのでなないかと

。。。。悔やまれます。