この三連休が始まる前の

水曜日の夕方

 

在宅勤務のマジだみは

溜まった仕事を片付けるべく

終業直前のラストスパートを掛けて

PCで図面をガシガシ書いていた時のことです。

(マジだみは建築設計の仕事をしています)

 

突然、左半分のこめかみあたりから

何かじわっとした感覚が起こりました。

 

それはまるでこめかみが

皮下出血したような感覚です。

 

 

あれ?

ヒートアップしすぎて

頭の血管が切れたかな。。。

 

自嘲しながら

マウスを動かす手を止めた瞬間

こめかみから後頭部の頭皮に

ピリピリとした電流が走りました。

 

 

!!!!!!

 

初めての違和感に髪の毛を触ると

まるで

髪の毛の強く引っ張られるような痛さで

うぁ!と声が上がります。

 

なんだこれ。。。?

 

もう一度そっと頭皮を触ると

ヒリヒリとした痛みが起こり

今度は眉毛の根元に

またピリピリとした電流が走ります。

 

 

これは。。。。

これは。。。。まさか。。。

 

 

 

 

遡ること数年前

大学2年娘ミニだみがまだ中2だったころ

濃い部活と濃い塾とのストレスから

片側の胸から上腕にかけて

帯状疱疹を発症しました。

 

最初

水疱瘡のような薄い膜のぶつぶつが

鎖骨下にポツリとできた後

 

みるみる広がっていき

そして潰れてぐちゃぐちゃになり

かさぶたとなって治っていく一部始終を

マジだみは見ていました。

 

見た目がグロテスクな割には

本人はケロリとしていて

それだけは救いでしたが

 

皮膚科での問診の際

「最初はピリピリしていました」と

ミニだみがお医者さんに伝えていたを

思い出しまして

 

もしかしたら

この顔から頭のピリピリとした痛みは

帯状疱疹ではないかと

マジだみは疑ったのでした。

 

すぐにネットで調べると

そのような症状は

「顔面帯状疱疹」か「三叉神経痛」の

どちらかだという事がわかりました。

 

どちらの病気も

放っておくと重症化する怖い病気だ

というのは知っていますが

 

帯状疱疹は皮膚科、

三叉神経痛は脳神経内科、と

受診する科が異なります。

 

とにかくどちらかを

受診しなければなりませんが

どっちを先に受診しようか。。。。

 

 

帯状疱疹の場合は

発疹が出てからすぐに受診するのが

セオリーのようですが

タイミングが悪いことにもうすぐ三連休で

 

発疹が出るタイミングが三連休にかかると

休診のクリニックばかりで通院できません。

 

 

特に顔面に出る帯状疱疹の場合

発疹が出てから一秒でも早く投薬しないと

まずい、という記事を見て

マジだみの心は決まりました。

 

 

翌日

まだ帯状疱疹らしい発疹は出ていませんでしたが

近くの皮膚科に朝一で出かけました。

 

マジだみの住まう地域は

市の再開発地域に指定されていて

ここ数年で

マンションが新しく建設されるのと並行に

クリニックも沢山誕生しています。

 

新しいクリニックの多くは

最新の医療技術を

アピールしているところが多いので

 

これまで再開発工事で出る音や振動に

悩まされることが多かったのですが

我慢して暮らしていてよかったなぁと

自分ご褒美をかみしめて

皮膚科の門をくぐりました。

 

 

帯状疱疹かもしれないので

お薬を出してほしい、という

マジだみの見た目は

まったく発疹が現れていないので

 

対応してくださったお医者さんは

戸惑い気味でしたが

 

これから三連休に突入すると

受診できる皮膚科が無くなること、

もし顔に帯状疱疹が出たらと思うと

怖くて仕方がない

という不安を伝えると

 

お医者さんは快く

帯状疱疹の疑いありと診断して

処方されるお薬が保険適用になるよう

計らってくれました。

 

また

最新医療を受けたいマジだみの期待通り

先生は

 

最近、帯状疱疹の特効薬が出たんですよ、と

「アメナリーフ」という

新しいお薬を処方してくださいました。

※保険適用でも5000円くらいします。

新しいお薬は高いですね。。。。。。

 

 

結果、ビンゴでした。

 

翌日から大きなニキビのような発疹が

おでこから眼にかけて出来てきます。

 

特に眼に関しては

2日後には腫れあがり

マジだみの顔半分が

お岩さんのようになっています。

 

そして

めっちゃくちゃ痛い。。。。!!!!!

 

帯状疱疹が痛いという話も

知ってはいましたが

こんなに痛いとは思いませんでした。

 

帯状疱疹のお薬以外

痛み止めと末梢神経を守るお薬を

飲んでいますので

それらが効いているときは大丈夫なのですが

 

薬が切れる明け方には

顔の痛みで目が覚めるくらい

痛いのです。

 

薬を早く貰っておいて

よかったぁぁぁぁ。。。。

 

 

 

 

とはいえ

帯状疱疹の進行はこれからまだ続きます。

 

今の発疹がこれからただれてきて

見るも無残な状態に変化すると思うと

恥ずかしくて外出できません。

 

またネットの記事をよく読むと

目の周りが腫れてきたら

皮膚科以外に眼科にもいくこと、と

ありまして

(ウィルスが網膜に入り込んでいる

可能性があるので)

慌てて休日でも空いている眼科を探します。

 

眼科はコンタクトレンズショップに

併設されているところがあるので

休日でも開いている眼科が

すぐに見つかりました。

 

大人になると

お医者さんへ行くのを褒めてもらうことは

ほとんどないと思いますが

 

マジだみのお岩さんの顔を見た

眼科の先生からは

「よく来てくださいましたね~」と

褒めてもらいました。

 

 

眼科の先生の見立てでは

マジだみの今回の帯状疱疹は

頭、眼、耳、鼻、咽頭を繋ぐ

三叉神経第一枝とよばれる神経ラインに

出現した帯状疱疹で

 

マジだみが予想した通り

ここに出来たら怖い、と言われる

モノでした。

 

眼に出来たら「失明」

耳に出来たら「難聴」

症状が改善しても「顔面神経痛」と

重症化したら

日常に支障をきたすものばかりが

待ち構えています。

 

 

これらを回避するためには

一秒でも早く投薬を開始するしか

方法は無いそうで

 

マジだみの眼の中に

ウィルスが入り込んでいないことを

確認した眼科の先生は

 

症状が出ていない段階で

皮膚科の先生にお薬を出してもらったのは

大正解だったと言われました。

 

ただ、この時点で

マジだみは耳の中にも激痛を感じていたので

(耳かきを耳の奥まで突っ込まれる痛さと同じ)

 

受診続きで大変ですが連休明けには

すぐに耳鼻科に行ってください、とも

言われました。

 

はーーーーーー。。。。。

顔面の帯状疱疹のフォローって

大変。。。。

 

 

ただ、良いこともあるなと思いました。

 

それは眼科と耳鼻科を

どちらも受診することで

 

こんな機会でもない限り

健康診断でも

しっかり眼と耳を見てもらう事は

ありません。

 

保険適用で

検診してもらえてラッキー♪

と思わないと

やってられないのもあるのですが

 

帯状疱疹が終わるまでの一週間

痛みとグロさに耐えながら

粛々と乗り越えたいと思います。。。。

 

 

それにしても

ビバ!日本の最新医療!!!です。

 

日本の今現在の経済環境に

うんざりする話が多いですが

 

こんな激痛を抑えてくれる奇跡のお薬を

近くで簡単に安く手に入れられるお国は

そうそうないと思います。

 

若い頃は

「使いもしない健康保険料を払うなんて嫌だな」と

思っていましたが

最近では神様のお守りと同じくらい

健康保険は有難い存在だと感じています。

 

全ての医療機関に感謝感謝です。。。✨

 

 

※50歳以降の方は帯状疱疹ワクチンを接種することが

推奨されています。

2回接種で計4万4千円と高いワクチンですが

絶対やっておいた方がいいです。

(帯状疱疹に罹ると思った以上に激痛で

夜も眠れませんよ。。。)

高齢者が帯状疱疹に罹ると悲惨です。。。。

 

今日もくさくてゴメンなさい。イヒ