去年の秋

ミニだみの大学2年娘ミニだみが所属する

MARCH大学バレーサークルは

全国大会出場を決めまして

 

今年の3月に

大会会場である福岡へ

行くことになりました。

 

 

サークルメンバーの多くは

福岡に行くのは初めてらしく

 

バレーをするのが目的ではあるのですが

博多だ!天神だ!中洲だ!と

福岡中心部への観光計画で

サークルメンバーは浮足立っており

 

大会前日から福岡入りして

福岡を楽しむ気満々のようです。

 

※福岡出身のマジだみからすると

新宿渋谷を謳歌している連中は

博多や天神よりも

太宰府や糸島に行ったほうが

楽しめるような気がするのですが。。。

 

とはいえ、

今回の旅行にはMARCH大学から

旅費の援助をしていただいていますので

旅行先で相応の活動をしているかどうか

大学側からしっかりチェックが入ります。

 

そんなワケで

前乗りで福岡へ入っても

「しっかり練習をしました!」

という格好を付けなくてはならず

 

福岡での練習場所探し、すなわち

バレーコートのある

福岡の体育館を探すことになりました。

 

。。。で、

サークルのキャプテン的ポジションにあり、

催事担当であり、

福岡に縁のあるミニだみが

体育館探しの担当になったようで

 

大会1か月前の今頃になって

スマホでポチポチと

借りられる体育館を探しているのですが

 

地方の体育館だから

すぐに見つかるっしょ、と

福岡を舐めているからか

探し方がぬるいからか

 

めぼしいところは

既に予約で埋まっていて

借りられそうな体育館が

なかなか見つかりません。

 

結局

「おかーさーん。。。」と

マジだみに泣きついてくる

羽目になりました。

 

 

地方っつったって

福岡は人口が多い政令指定都市なんだから

体育館を借りるなら

去年のうちから抑えてないとダメじゃん!
予約が埋まりやすい場所かもしれないと

なんで予想できないんだろう。。。

 

 

マジだみはぶつぶつ文句を垂れながら

パソコンで

福岡の公共体育施設をネット検索すると

 

福岡市近郊でまだ予約が空いている

小さな体育館が

数か所見つかりました。

 

ただ、ネット予約を完遂するためには

体育施設の窓口に直接行って

本登録する作業が必要、

 

ということで

関東住まいのマジだみ達が

福岡の体育施設窓口に

直接行くことが出来るわけはなく

 

ありゃー、やっぱり

アキラメロンってことですかね~。。と

マジだみは息をつきます。

 

そこへ

「代理人でもオッケー」という

但し書きを発見したミニだみが

 

福岡のおばちゃん(マジだみの妹)に

代理人を頼めないかなぁ、と

すがりついてきました。

 

諦めの悪い奴。。。。

 

マジだみはため息交じりに

。。。あいつも仕事で忙しいから

あまり期待すんなよ、と

ミニだみに念押しして

妹にLINEで

ミニだみのレスキューを伝えると

 

普段は反応の遅い妹から

速攻で反応がありました。

 

 

代理人の話、全然オッケーよ!

良かったら私も体育館探しを手伝うね!と

妹にしては珍しく

頼もしいコメントが入っています。

 

 

おー!姪っ子のミニだみに

妹は叔母としてエエ格好したいんだな~

 

ほくそ笑んだマジだみは

肩の荷が下りて

妹のコメントに頼ることにしました。

 

 

しかし

マジだみより何倍も広い人脈を持つ妹が

自身の情報ネットワークを

駆使したにもかかわらず

 

やはり動く時期が遅すぎたのと

そもそも県外在住者はお断り、の

施設が多くて

公共施設を押さえることが出来なかった、と

妹からの申し訳なさそうなコメントが

入りました。

 

 

そうですか~。。。と落胆するミニだみに

妹は何か意を決したようで

ちょっと待ってて、という言葉を残して

LINEから消えました。

 

 

 

そして待つこと2時間。。。。

 

妹は、彼女の勤め先の会社が持つ

体育館を借りれないかと

担当部署へ交渉してくれたようで、

その許可が下りたと連絡が入りました。

 

そこは社員の福利厚生のための施設なので

本来であれば

社外の人間に貸し出すことは

出来ないのですが

 

大会出場のため

東京から遠路はるばるやってくる大学生が

困っている状況に

温情を掛けてくださったようで

 

妹が練習に立ち会うことを条件に

貸してくれることになったようです。

 

 

もうひとつ、

これは妹個人の感想ではあるのですが

同じ大学生と言っても

相手は田舎でも名が知られている

「MARCH」というブランド大学で

 

特に

施設管理部署である人事部の部長さんは

ラグビー経験者であることから

MARCH大学=スポーツも強い、と

興味津々で

 

全国大会に出るなら

バレーも強いんだろうねぇ、

そんな大学生が

うちの企業に興味を持ってくれないかな?

 

という感じで、ミニだみ達に

就活的企業アピールをしたいという

申し出があったようです。

 

 

確かにミニだみの大学の

部活の男子バレー部は

石川選手など

全日本の選手を輩出しているので

強いことは間違いないですが

 

ミニだみのチームはサークルなので

決して胸を張れるレベルではない、と

ミニだみは謙遜しています。

 

それでもサークルメンバーには

春高出身の強豪選手も所属していますので

普通のバレーチームよりは強い、と

言えるかもしれません。

 

 

 

そんなこんなで

どこかの体育館を借りたい、という

ミニだみの小さなアクションが

 

無償で貸与する代わりに

就活の一環として企業説明をさせてほしい、

という企業の活動と

 

大会出場だけでなく企業訪問もしたという

ミニだみ達サークルの実績作り

(=来年度の予算獲得)と

 

大会を前に

思いもよらぬ大きな副作用を

発生させることになりそうです。

 

 

マジだみは小学生から大学生まで

スポーツにまともに関わったことがないので

全然想像できませんでしたが

 

スポーツって磁石みたいに

色んなものを引き寄せたり影響を与える

磁場みたいなモノを発しているんですね。

 

今更ですが

中学、高校、大学すべての進学において

スポーツ推薦という制度がなぜ存在するのか

ちょっとだけわかったような気がしました。

 

 

日大アメフト部の薬物騒動を含め

最近の体育会系は

闇の部分ばかり注目されていて

ゲンナリしていましたが

 

ちょっとだけ明るい部分を垣間見て

 

ミニだみが大学生になっても

ミニだみのバレー生活を

フォローしてきてよかったなと

素直にそう思いました。

 

 

今日もくさくてゴメンなさい。イヒ