孤独は、聖人が言ったように育ってはいかず
ますますつよくなる一方だ
向かいたいところへ簡単には辿り着けない程
遠くまで来てしまったのかもしれない
そう思うと、怖くて逃げ出したくなった
辛いと感じる時に現れる強い孤独は、
誰にも理解してもらえないという孤独、誰とも分かり合えないという意味合いを持ちますが
これは根源(宇宙、神、天使、大いなるものなど)との繋がりが断たれた状態です。
繋がりを失っている意識は混乱します。
どうしたらいいかわかりません。だから考えます。
思考(マインド)は本能(フィーリング)からすると苦痛を強いるばかりで、というのも、思考が考えるああなのかなこうなのかなは本能が見ている世界(今ここ)のリアルとはかけ離れているからです。考えれば考えるほど、自分が今、何を感じているのかわからなくなっていきます。
自分の気持ちもわからなくなった私たちはますます不安になり、データに頼ろうとします。分かり合える相手を見つけようとします。しかし私たちを安心させる情報も、分かり合える相手も、霊のレベルでは一時的です。
意識のレベルが魂まで降りてくると
霊のレベルでは断片的にしかわからなかったことの全体像がみえ、私たちが感じていた「わかり合えない」孤独は霊的な孤独であり、本当の孤独は根源との繋がりを失うことなのだという新しい理解に至ります。
ここに辿り着くためには、統合のプロセスが必要であり、それは記憶の中の苦味を通過していくことです。