五話
はじめまして。葉の弟の、流我といいます。
最初に言っておきますが、俺は葉の言っているほど、賢くありません。
葉は俺のことを凄く賢いと思っています。
確かに、自分で言いたくはないですが、成績は常にトップ、この国がアメリカ等と同じようなら
飛び級で、俺はもうきっと社会人だったでしょうね。
・・・・・でも俺は、勉強はできません。正直、したくも有りません。
だって面倒くさいから。俺が勉強する理由、それは、葉の為しか有りません。
葉が自殺未遂をおかした頃、もしあのまま葉が死んでいたなら、勿論俺も死んでいました。
高い所は嫌いだけど。
ブラコンと言われたらそれまでだけど。
俺は家族になる前からずっと一緒だった。
葉を初めて見たときから・・・・
葉は覚えてるかな、俺たちが出会った頃のこと。
きっと、色んな苦労をしてきた葉は忘れてると思うけど、こう言ったらきっと思い出す。
「葉、ずっとずっと俺は味方だよ」
俺があの時言った言葉。葉は、あの時泣いていたけど笑ってくれた。
そして、「ありがとう」と何度も繰り返していた。
俺が立派になるまでは、このことは黙っておくつもりだ。
この性格のことも・・・すぐにばれてしまったら元も子もない。
そういえば、今日は七夕。
葉が幸せで、俺とずっと一緒にいてくれますように。
あと、まだばれませんように。