四話
入学式も(なんとか)無事に終わり、新入生の奴らが正式に寮に入ってきた。
いろいろ疲れた・・・
俺のことを知らない奴らに久しぶりに喧嘩を吹っかけられた、バカにも程がある。
久しぶりに、いい運動が出来た。
面倒くさいが、今は片付けをしている。
「八つ裂きにしないで欲しいなぁ・・・せっかくの新入生なのに。」
俺の大っっっ嫌いな声だ。・・・・俺が手ェ出せねぇからって調子のんじゃねぇ。
「そんなに殺して欲しいか?・・・殴りかかって来いよ、校長さん」
イライライライラ・・・・イライライラ・・・・・
「いやいや、そんなバカなことするのは、こいつらだけで充分だよ」
と、校長は倒れている一人を思いっきり、蹴り飛ばした。
何してやがる、せっかく綺麗にしたのに。
「この子達、退学だね。何人目だと思ってんの、君のおかげで・・・・・貴重な新入生なのに」
「俺は何もしてねぇ、あいつらが勝手にこけまくってただけだ。勘違いすんな」
俺は、手はださねぇ。
この学校に入ったときに決めた《本気はださない》と、だしたら殺してしまうからな。
「何しに来た、俺はもう帰りたいんだが」
さっさと帰って寝たい。一応寮長だし。
「特に用は無いよ、ただ部屋から見えたからね・・・・後片付けの続きはやっておくから、もう帰りなさい」
こいつらは、どうなるのか。
気にしないし、気にならない。所詮は、気にしたら負けというヤツだ。
「それじゃあ、よろしくお願いします。」
さっさと、戻ろう。
「君はいい子だね。ここは、狂った子が沢山いるのに、君は数少ないまともな子だよ」
ふふ、と校長は静かに微笑んだ。