参話
イライライライライラ・・・・・
「オレが何で怒ってると思う?」
「さぁ・・・分っかんないな・・・・」
「オレがお前殴れねぇからって、調子のんじゃねぇ!」
「・・・・分かった・・・わ、か、り、ま、し、た!!・・・寝てればいいんだろ」
「分かればいい・・・忙しいんだよ・・・大人しくしとけよ」
「はーい」
部屋を出た。
「はああああ」ついため息が・・・・
雛のせいで、また巡回の時間が減っちまったじゃねぇかぁ。どうしてくれんだ。
オレが怒ってた理由、それは身体の弱いはずの雛 津樹が走りまくっていた(あれは、爆走ともいう)
からで、
これは風紀委員長兼、雛のお守り役、としての失態だった。
何度も騙されたんだ、もうあいつを信じるのは止めよう。それがいい。
・・・と思って何回目だろう。
オレがあいつを殴れない理由。あいつの身体さえ元気だったら、
オレはあいつを殺してるだろう。きっと・・・いや、必ず、絶対ぎったんぎったんにしてる。
とにかく、今日は入学式なんだ、大人しくして欲しい。
仮にも先輩になるなら。
オレも一応後輩ができる身としては、しっかりしたい。
風紀委員長として、この学校をとりしきる、総長として、
そして何より、櫻 甲斐として。