避難小屋で朝を迎えて、5:50出発。
昨日来た道を吉野駅まで戻るのみ。昨日見落としたところを拾いながら時間を気にせず歩く。
前日に見落とした四寸岩山ちゃんと見つけれた!
道は頂上から少し下がったところを通っていて、ちょうど景色も開けていたからピークに目が行かなかったみたい。
むしろピークを踏んだらどっちに下るのか分からなくなって、危うく間違った方向に下りそうになって、この山行で唯一コンパスを出して下山方向を確認した、なかなか難易度高い山。方向音痴な私だけか?
登りと下り、一回目と二回目では景色も違って見えて、ピストンは好きじゃないけど悪くもないかな。
大天井ヶ岳と四寸岩山から北側に向けて、あのミカンを運ぶのに使うモノレールの線路が走っていたけど、何を運ぶんだろうか?農作物は見当たらなかったけど??薪とかかな??気になる気になる。
7:50にはトレイルを歩き終えて金峯神社まで下ってきた。
時間が早すぎて神主さんもご不在。途中で登ってくる神主さんとすれ違った。
平日の早い時間は吉野の住民と宿泊者くらいしかいなくて、日曜日だった昨日とはまた違った吉野。
お土産屋さんもまだ準備中の時間帯、昨日目をつけていた和紙のお店に立ち寄ってみた。
まだ商品店先に並べてないけどお店の方に声かけて覗くかせてもらった。
「朝早いですね~。どこかに泊まったの?」と聞かれて「山の中の避難小屋に泊まってて、今下りてきました。」と答える。
昨日から何度かこんな会話してるけど、この辺のお土産屋さんに二蔵宿小屋とか言ってもなかなか通じない。
「そんなところに小屋があるの~。知らなかったわ。一度行って見ないとね。」と和紙のお店のお母さん。
はじめは地元の人は知らないものなのかと少し不思議に思ってたけど、でもそんな小屋の名前とか知らなくてもやっぱり地元の人は大峯奥駈道や行者のことは実はよく知ってた。
お母さんと色々話しいていたら「ああ女人結界の手前の、、、」って話になって、そこに見えている「銅の鳥居」が「発心門」で5月3日の夜0時、大峯山寺の戸明けのときにこの発心門でもお祭りがあって、そのあと夜中にクマ鈴鳴らしながら行者さんが歩いていくのが聞こえるんだと教えてもらった。
本や資料で仕入れた知識を持つ私と、昔からそこで過ごしているから生活になじんだものとして知っている地元の人との感覚が違っていて、話がちぐはぐで、なんだかおかしかった。
もっともっと地元の人とたくさん話して、いろんなことを聞いてみたかったな。
途中のお土産屋さんでマイブームなゴマ豆腐の材料、吉野本葛もゲットして帰路に着きました。
山に行ってお土産買って帰るとか初めてじゃないかな?盛りだくさんの山歩き。
奥駈道の女人結界以南、時間の都合上、今年はいけそうにないので来年かいつになるか分からないけど、いつか修験道を歩いてみたいな。