4月24日 大峯奥駈道(六田~五番関) | 気の向くままに進め!!

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今やらないときっと後悔するから。。。
好奇心のままにフルマラソン,ウルトラマラソン,トライアスロンいろんな事にチャレンジします。

どっぷりはまっている熊野古道歩きも残すところ紀伊路の一部と伊勢路、そして修験道でもある大峯奥駈道。

今回は吉野から熊野に抜ける大峯奥駈道の前半一部分を一泊二日でソロで歩いてきた。
この大峯奥駈道の前半にある山上ヶ岳が宗教的理由から現在も女人禁制になっているので、その山上ヶ岳手前の女人結界である五番関までが今回の行程。

今まで歩いてきた熊野古道に「王子」があったように、吉野から熊野本宮までの間に「靡」と呼ばれる七十五箇所の山伏の行所が設けられている。その北の起点、近鉄六田駅で下車して第七十五番「柳の宿(柳の渡し)」から今回の旅はスタート。

六田駅までは神戸から電車を乗り継いで約3時間。
始発列車に乗って鈍行列車を乗り継ぐと8:39着。熊野古道はコースタイムがきついこともあり、遅めの出発時間に不安を感じて、このケチな私が20分の時間に510円支払って特急列車に乗車!(笑)
8:17スタートとなりました。

旅のお供はチーム熊野のNoriさんから借りているサンチャアゴ・デ・コンポステーラの巡礼について書かれた本。紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)と並んで世界に2つしかない道の世界遺産というのを最近知って勉強中ー。


それでお金を出して20分という時間を購入したわけだけど、一之坂から移転した柳の宿を通った後なぜか一旦戻ってお墓の方へ吸い寄せられて?即ロスト。
金峯神社まではずっと舗装路という情報を持っていたにも関わらず、柳の宿から一旦戻ってお墓のある方へ上って…踏み跡薄いなぁと思いつつ、前日の雨に濡れた笹で足元びしょびしょになりながら進んで行くと完全に泥沼になってやっとロストしたことに気づき20分ロス。あぁ、私の510円…。
まあ予想通りの展開です。







気を取り直して舗装路をどんどん登る。天気予報が二転三転したけどいいお天気で汗が出る。
標高153mの六田駅から吉野山にある吉野神宮、金峯山寺、吉水神社、吉野水分神社と観光名所が続いて金峯神社が標高756m。
距離的にも10km近くあって、観光客に混じってお土産見て、参拝してたらどんどん時間が経っていく。観光客には酷な急坂だな。

吉野では最近のマイブームな葛粉が有名らしく、お土産屋さんにいっぱい並んでるけど、できるだけスルーして帰りにとっておくことにする。
やっとこさ金峯神社に着いたのが11:30。







長かった舗装路歩きと観光客ともおさらばしてやっとトレイルが歩ける。

金峯神社からすぐの青根ヶ峰登り口ところに旧女人結界があってちょっとした寄り道でピークを経由。




心見茶屋跡の位置が山と高原地図では分かりにくく、不安になりつつ進んでいったらあって一安心した。

ここから結構な急登で、下ってきた年配の夫婦に四寸岩山はもう少しと教えてもらう。
が、ご夫婦とすれ違ってから40分以上経つのにピーク現れず…また不安にかられていたら四寸岩山より先の足摺宿発見。しっかり見ていたはずなのにいつの間にピークを見落としたのか地味にショック。

足摺宿のところにあった これが第七十番靡かな?


結果的に大天井ヶ岳まではずっとKoboトレイルレースのマーキングがあったのでその通りに行けば問題なかったみたい。

とりあえずコースタイムをオーバーしているわけではなかったので標識に最新の注意を払って、宿泊地予定の二蔵宿小屋に13:40到着。




着いたらちょうどこの避難小屋とこの辺のトレイルを整備管理してくださっている方々が作業を終えて帰られるタイミングで、すごく良くしていただいた。

女子一人で行くといつも心配されるけど、その心遣いが本当にちょうどいい距離感でありがたかった~。感謝!!

予想より早く小屋に着いたけど、あまりにも長い夜を小屋で過ごすのは嫌だから、翌日予定していた二蔵宿小屋から大天井ヶ岳を経由して五番関ピストンを今日行ってしまいたいところ。

コースタイム4時間だから夕暮れ18時ぎりぎりか。。。と小屋の前に居合わせた日帰りハイカーの方に相談してみたら、全く考えてなかったナイスなアドバイスをいただいて採用!

行きは大天井ヶ岳を経由せずに東側のトラバース気味の在来道を通って五番関まで行って、帰りは大天井ヶ岳を通って小屋まで戻ってくるコース。
ピストンしか頭になかったので聞けてよかった。

これで時間にも心にも余裕ができた。
地図どおり2箇所水場がある道を通って女人結界のある五番関へ。




これが越えられない門…。

しばし休憩して登る。
空身で身軽なんだけど、去年の12月以来久しぶりの本格的な山道で結構足にきていて、運動不足で息切れしまくり。

15:15この旅のの標高最高地点、大天井ヶ岳到着。


夕方に近づいてちょっとガスった感じの空模様だったけど無風で山頂でも全く寒くもなくのんびりできた。

慎重に小屋へ下るこの下り坂のほうが急だった。
バックパック背負ってこっち向きに登らなくてよかった(苦笑)

15:50的確なアドバイスいただいたおかげで1日目のハイクは無事終了。

つづく