3月6日 紀伊路(切目駅~紀伊田辺駅) | 気の向くままに進め!!

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今やらないときっと後悔するから。。。
好奇心のままにフルマラソン,ウルトラマラソン,トライアスロンいろんな事にチャレンジします。

また今週の休みも熊野古道(笑)

週末を利用してチーム熊野の二人が長野と神戸から熊野古道歩きにやってきたので1日だけ合流させてもらいました。

去年の年末までは全く興味も無かった紀伊路。

「紀伊路」
熊野信仰が栄える以前から飛鳥や奈良の都より天皇が紀の温湯へ行幸した街道でもあり、沿道で詠まれた歌が数多く、万葉集に収められています。これらの歌から、当時は海路も併用していたことがうかがえますが、平安時代以降に始まる皇族や貴族の熊野詣ではほとんど陸路を歩いたものと思われ、雄ノ山峠、藤白峠、拝ノ峠、鹿ヶ瀬峠など、和歌山市から有田郡にかけて険しい山越えを経て、日高郡から現在の国道42号やJR紀勢本線と並行もしくは重複する海岸ルートを南下しました。


今回は紀伊路のフィナーレ、大辺路と中辺路に繋がる区間を歩いてきました。

公式マップもあって標識もしっかりしてる切目駅~紀伊田辺駅の約21.5キロ


初夏並の気温20度前後という暖かさで半袖半ズボンでも大丈夫。

12月の中辺路以来のチーム熊野集合でだったけど、その中辺路以降に蟻さんの熊野紀行を回し読みしてみんなかなり知識を増やしてきた今回。

各王子の説明書きに対する理解も深まる。


榎峠からのひっそりとした道に趣のある納屋。


この辺りは花と豆類の産地のようで、ビニールハウスもいっぱい。
花粉症じゃないから分からないけど、くしゃみしまくりのチーム員に春の訪れを感じる~。


紀伊路は生活道に近いからか、お地蔵様は花が供えられて手入れされてるものが多かった印象。


浜辺にある岩代王子。
スタンプが設置してあったのに、インク切れにつき写真で保存してきた。


紀伊田辺までは海を見ながら、またこうして海辺を歩いて歩いたそうな。


和歌山県は南国と同じ竹の生え方をしてるのがいつも気になる気になる。


途中から天気予報通り雨が降り出して合羽を借りてコンビニを目指す。
雨に降られてまで何で熊野古道を歩いてるんだろう?分からないけど不思議な魅力に取り憑かれてるから。。。


途中で空腹に襲われて、でも熊野古道沿いにある商店は日曜日だからかことごとくお休みで田辺市街地に近づいてやっとコンビニを発見して復活。

今回のルート上には茶屋跡は無かったから、昔の人は一般の家で補給してたのかな。

今回はマップがあったけど2ヶ所ほど分岐を見逃してパスしたり戻ったり、先週とはまた違う熊野古道でした。

田辺駅直前にある「潮垢離浜跡」
京都、大阪から出発した参詣者が浜で海水を浴びたてけがれをはらったという場所で、少なくとも浜だろうと思ってたら埋め立てられて公園に…。

歴史的史跡が残っているって珍しいことなんだとつくづく感じる。
山は削られ、海は埋め立てられて戦後の開発は進んで来たんだんだから当然だけど残念だな。






その後は紀伊路、大辺路、中辺路のみちわけ石を案内して、前から気になっていた田辺市立図書館を訪問。


とってもとっても気になっていた本に出会えて感激!!最高の〆になりました。


興味なかったことが、ふとした拍子に興味の対象になって…残り一ヶ月ちょっとの白浜滞在中に和歌山市内から紀伊田辺まで続く紀伊路を歩き尽くすことに決めた!(笑)