12月7日 中辺路④(渡瀬温泉~小口~那智大社) | 気の向くままに進め!!

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今やらないときっと後悔するから。。。
好奇心のままにフルマラソン,ウルトラマラソン,トライアスロンいろんな事にチャレンジします。

4日目は再びソロで小雲取、大雲取を越えて那智大社へ。

夜が明ける前に起きてスープだけ飲んで、先に家路につく2人に声かけて見送られ、渡瀬温泉から舗装路を1時間弱歩いて、6時半、登り口の請川に着いた頃にやっと明るくなりはじめた。

真っ暗な川湯温泉の仙人風呂。


54番の道標を撮り損ねたけど、中辺路500mおきに道標が設置されていて、雲取越えは那智大社基点、こっから約27km。


小雲取はなだらかで、かなり歩きやすくて気分よくハイキング。
ピークに百間ぐらからは果無山脈が見えました。


下ったら9時半頃、小和瀬の渡場跡。昔は渡船で川を渡ってたそうな。ここでツアーの団体さん10人2組くらいが小雲取越えに歩いて行かれるとこに会った以外は、この日ルートで会ったのは2人だけ。

大雲取越えに向けて小口で休憩して、今回の旅一番の難所、標高約800mアップ。

登り初めてすぐの民家で犬に猛烈に吠えられてビビる…繋いであることを確認して、恐る恐る通過。


熊野古道らし苔むした石畳が段々と急傾斜になってきて、楠の久保旅籠跡から越前峠は歩いても歩いても距離表示の道標が現れず、何度も座って休憩して、こんなに辛く感じたの久しぶり。




やっと越前峠到着ー!曇り空だったのにもう汗だく、くたくた。
正に斎藤茂吉の歌の通り。




那智まではアップダウンを繰り返しながら下りて行く感じ。
地蔵茶屋跡には立派な休憩所と東屋、そして自販機も設置されていて、冷たいりんごジュースを買ったら炭酸入りで、炭酸飲めない私…仕方なく捨ててスルー。またやられた。。。


この辺はルートの周りに川もあって苔苔苔。急でなかなか滑りやすい石畳。


そして本当に最後のピーク舟見峠、舟見茶屋跡から那智勝浦の町と海が見渡せて、田辺から紀伊半島横断してやってきたと思うと感動でした。





下りきったら那智大社。


14時半、歩き切りましたー!
本宮以上に観光客だらけで、山越えて荷物いっぱいで4日目の臭い服着てる私には少し居心地が悪かったけど…那智大社にお参りして、那智滝とうろうろ。




うろうろして私は那智大社と那智の滝のスタンプを探し回った(笑)地図によるとあるはずなんだけど、茶屋で聞いても知らないと言われ敢なく断念。。。ほんと、どこにあったのか。

すっかり身体も冷えて、テンション下がった那智大社で久々に携帯電話の電源をオンして本日の宿探し。

ここから先の熊野古道の地図は持ってなくて、歩くルートもよくわからず。
唯一テント張れそうなところは那智高原なんだけど、登りかえすパワーもなく、那智・新宮周辺で24時間営業のネットカフェも見つからず、仕方なく新宮のビジネスホテルに予約して、バスに揺られて那智駅で乗り換え、新宮駅まで。

新宮駅前の観光案内所で新宮周辺の熊野古道地図をもらって、スーパーで買い出しして、翌日の作戦立てて久々のベッドで睡眠となりました。