家のタンスの片隅に忘れ去られていた
もらいものの着尺があるというので
仕立てに出してみた
紫の地に白の唐草模様
なかなか清々しいかんじなので
単衣に仕立ててもらうことにしました
手触りがちょっとガサっとしてるけど
ママがもらったものだからたぶん正絹だと信じて
出したわけなんですが・・・・・・
しばらくして仕立て屋から電話がかかってきましてね
「大変なことが起こりました」
つうわけです
「え 何が起こったんですか?」
と聞いたところ
「正絹だと思って最後にアイロンをかけていたんですが
実は化繊だったようで溶けてしまったんです」
え~~~~!!!!
つうかポリエステルってアイロンで溶けるの???
どんだけ高温なアイロンなの?!
でも正絹はそれに耐えるのねえ
すごいことだ
・・・と感心している場合ではない
どうやら溶けて穴が開いたとおっしゃる
どうせもらいものだし捨ててくれといったんだが
「もったいないのでおうちで着てください」
と、他のシミ抜きや仕立て直しの着物と送り返されてきました
小さな穴だったら外でも着ていけるかしらん
と思っていたのだが・・・・
りかごんの指と比較してこの大きさです
え~っと・・・・
家でも着れないですけど?
しかもこれ肩なんですよ
肩がこれだけ穴あいてると完全にアウトです
もったいないな~
正絹の居敷当てまでつけて丁寧に仕立ててあるのに
単なる資源ゴミだなんて・・・・