100均のギター用工具
ギターに使われているネジは小さく、
ましてやサビていたりすると
木の中でサビで膨らんでしまい
無理に回すと
ネジ山が潰れたり、途中で折れたりして
再生不可となってしまいますよね
今までは、
長さの異なる精密ドライバーや、
眼鏡用ドライバーなど
数種類を駆使して対処していましたが
先日ダイソーでこいつを発見!
プラスとマイナスの挿し替え式で
先端の形状がギター用ネジ専用に
あつらえたようにピッタシ
しかもマグネットタイプという優れもの
そして程よい握り具合で
ゴムグリップの為、力加減が伝わり易い!
更には1㎝弱の刻みが付いていて
長さ調節が細かくできる
これって凄く大事な事で
力点の距離が変わることで
ネジ頭に掛かる負荷が調整できるわけで
結果ネジ山を潰してしまうロスが
減るということです。
実は、中古で購入したギターの多くは
ネジ山の潰れたのが多くて…
ネジを外すのに
結構苦労するんですよねぇ…
きっと、ネジ山潰した覚えがある方
多いんじゃないんですか
あまりに具合が良いんで
もう一本買う予定です!
グリップの色違いがあればいいんですが…
ダイソーさん100円なんて
安過ぎやしませんか
ギターをメンテする事があるという方は
とりあえず1本持っておくべき工具です!
これホントおススメですよ
ささくれ割れの修理
以外に多いギターヘッドの
ささくれ割れダメージのギター…
ヘッド側のささくれた角から上に
メリメリ~ッ…と剥がすと
Yamakiのロゴまで剥がれてしまう
大ダメージとなってしまいます
あるあるぅ~!って思った方…
結構いらっしゃるでしょ!
この場合出来るだけ
スグに処置してあげないといけません!
今回はタミヤの模型用塗料の
ハルレッドを薄め液で薄めた塗料を
細筆で傷口に押し付けると
ス~ッと浸透圧で傷口に入ります
次に水で薄めたタイトボンドを
同じ要領で染み込ませます
余分をテッシュなどで拭き取り、
ラップをして廃材などで挟んで
数時間圧着します。
乾かしている間に磨きとか
掃除をしておくことに…
ペグの受け(ベース)は
圧着しているので外すのが面倒で
どうしても、ツキ板まで剥がれて
またささくれ割れしてしまうので
今回はつけたまま磨くことにしました。
オッさんは中性洗剤に重曹を
混ぜたものを使っています。
いちばん汚れが落ちて綺麗になります!
金属部分の汚れも錆も曇りも取れて
ピカピカに
乾燥後ギブスを外しました…
どうでしょうか
ささくれ割れの部分が何処だったか
判らなくなりましたよね
もう剥がれる事も無いです
欠けた部分は最後に直します。
最初のネックの状態です。
写真のように
元起きは無いですが
なかなかの順反り具合ですよね…
ロッドをチェックしようと
六角レンチを差し込んでビックリ
クルクル回る?えっ?緩みきってる?
全く締めてない?
…初めてでした…
ロッドを締めてないギターとの出会い…
気を取り直して
平らな状態まで締めて様子を見る事に…
この白いハギレ何だか分かりますか?
これ合成布といいます!
柔らかくて強いガーゼのような生地です
マスク製造工場に勤める知り合いに
機械に挟んで裁断する時に
出る端材をタダで譲ってもらって
ウエスとして使っていたのですが
最近のマスク不足で
端材も生地屋さんなどに
卸していると言われて
残念ながらこれからは
手に入らなくなってしまいました
武漢コロナの影響がこんなところにも
出てきてしまいました…
ちなみにマスク増産で
連日連夜残業で残業代の他に
金一封も出たそうです!
マスク関連企業の株価は
うなぎ上りですね!
【回覧注意】
それにしてもきったねぇ指板だなぁ
黒い汚れが無くなり
ローズウッドの地が出るまで…
ひたすら磨きまくりました…
翌日は腱鞘炎かと思うくらいの
痛みがありました
この後レモンオイルを添付して
数日放置してから
マスキングして
フレット磨きをする予定です。
ヤマキギターリペアは、
まだまだ続きます…
最後にヤマキギターサウンドを…
んじゃまた
baybay