こんばんは。
今日はいよいよ「大寒」。
1年で最も寒い日でしたが、皆様お住いの地域はいかがでしたでしょうか。
舞鶴楼のございます岡山県井原市でも、「大寒」の名に恥じない(笑)、寒い1日となりました。
大寒といえば二十四節気のひとつ、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
特に小寒から立春までの30日間を「寒の内」と申しまして、「大寒」はちょうどその真ん中にあたります。
この寒の内に汲んだ水のことを「寒の水」と呼び、厳しい寒さのおかげで雑菌の少ない、長期保存に向いた、体に良いお水だとされてきました。
ゆえに、この寒の水で仕込んだお味噌、お醤油、お酒は腐らないのだとか。
中でも寒の入り、つまり小寒から九日目に汲んだ「寒九の水」は、薬になるほどに上質なお水とされ、お酒の仕込み水に用いれば最高の日本酒に仕上がるといわれてきました。
今でも、時季になるとお酒の「寒仕込み」ののぼりをよく目にいたします。
寒さのあまり雑菌の繁殖が抑えられる。
それはすなわち、微生物の働きもまた、ゆっくりと、少しずつ進んでいくということ。時間をかけて熟成されたお酒がおいしいのも、当然のことのように思えます。
舞鶴楼でも地元、岡山の酒造メーカー様の日本酒を様々取り揃えてございます。
お食事に併せて今年のお酒をお召し上がりになりたいというときは、どうぞご予約の際にその旨、お伝えくださいませ。
舞鶴楼 ご予約用TEL:0866-84-1026
さて、日本酒の寒仕込みもとても心惹かれる響きではございますが、さすがに朝からいただくわけにも参りません。残念ですが(笑)
そこで今日はもうひとつ。「大寒たまご」というたまごをお聞きになられたことがございますでしょうか?
文字通り、大寒の日に産まれた卵でございますが、この「大寒たまご」、いただくとなんとその年の健康運、金運をアップしてくれるとか。
と、言いますのも、昔は鶏も人と同じようにこの厳しい寒さの中、凍えるように生活をしておりました。
寒さが険しくなるにつれ、水分の摂取も少なく、産卵の間隔も自然と開いていくそうです。
産卵が少ない中で産まれた希少なたまごは、水分含量も少なく、栄養分の豊富な、黄身の濃厚なたまごになるとか。
なのでこの栄養豊富な大寒たまごをいただけば、その年を健康に過ごすことができ、さらにその濃い黄色を体内に取り込むことで金運がよくなると考えられているそうです。
卵は薬膳の観点からみても、体を潤し、血を補い、病中病後の体にエネルギーをもたらしてくれるお助け食材。
「大寒たまご」を手に入れることは難しくとも、いつもよりちょっと良い、新鮮な卵をいただいてみてはいかがでしょうか。
いつもよりちょっと良い、新鮮な卵とくればなるべくシンプルにいただきたいもの。
ここはお手軽に、卵かけご飯にしてみましょう。
さらにちょっと一工夫。
かけるだけ、のせるだけの簡単ちょい足しで、さらなる効果を狙ってみませんか?
☆おかかをちょい足しして腰痛予防に
腎を温め精気を補ってくれるおかか。冷えからくる足腰のだるさや痛みにも効果的。また体内の余分な水分の排泄を助けてくれるので、むくみにお悩みの方にもおすすめです。
☆梅干しを仕上げに1個のせて喉からくる風邪に
昔から三毒(食べ物、水、血の毒)を断つといわれるほど、解毒効果の高い梅干し。喉をうるおす効果もあり、喉の腫れや痛みにも効果的。
胃腸も癒してくれるので、疲れているときや風邪の引き始めにもぜひ。
☆お醤油の代わりに塩昆布で味付けてアンチエイジングに
冬に働きが落ちがちといわれる「腎」、実は体の老化に非常に関わりが深いとされています。腎の働きを高めてくれるのが黒ゴマ、黒酢、海藻に黒きくらげ、そう、黒いものです。
もちろん卵かけご飯に黒ゴマをふっても構いませんが、ぜひ1度塩昆布をお試しください!
昆布の風味が加わり、お味も良く、デトックス効果も高まります。
ごはんがあれば割って混ぜるだけでいただける卵かけご飯、ちょい足しでさらなるうれしい効果を、毎日の食卓から手軽に手に入れてみられませんか?
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