不眠症になったり、寝つきが悪くなった際に「身体内部で起こっていること」を知って腑に落としておくと対処や次の日からの行動が変わり、不安な毎日を過ごすことがなくなるかと思います。
以下はあくまで整体の観点で「不眠」を訴える方を診てきた経験から身体を考察した内容となります。
〇眠れる身体的条件
・思考が働きにくい状態
・緊張状態でない(身体が固くない)
・リラックスしている(無意識・意識的)
他に食事や時間なども条件としてありますが、絶対的なのは上記でしょうか・・・
○身体的特徴
不眠の方は、触れると
・頭が重い、固い
・右肩・右首のコリ
・右背部のハリ
・右ふくらはぎのコリ、圧痛
といった状態を観察できます。
これは、「肝臓」が機能亢進・低下を起こしている際のサインとなります。
医学的には、「内臓・体制反射」と言って、内臓の状態が骨格に表現されるものとなります。
〇「眠れる」条件に対する評価
上で挙げた「眠れる」条件を満たせなくするのが、
「肝臓機能亢進・低下」なのでしょうか?
(思考が働きにくい状態 )
肝臓は、「怒りの臓器」と言われています。また身体に入ったものを「解毒」する機能があるのでアルコールを分解します。そのため、怒ると顔が赤くなりますし、アルコールを分解する際にも赤ら顔になります。これは肝臓が血液を頭へ送る性質があることを示しており、肝臓が機能低下を起こすと汚れた血液が頭部に送られることとなります。血液は脳のエネルギーであり、思考が巡りやすく止まない状態となると考えられます。
(緊張状態でない(身体が固くない)
(リラックスしている(無意識・意識的))
肝臓は「ホルモン」を生成しています。
その影響は、ホルモンを使用する臓器に現れます。
・甲状腺は、ホルモンによって「代謝」をコントロールしています。
⇒ 代謝が悪くなり、全身の筋肉が固くなります。
・副腎は、ホルモンによって身体の「炎症を抑える」役割があります。
⇒ 炎症が慢性化し、免疫低下のため身体は緊張状態になります。
内臓の動きは意識的にコントロールできず、自律神経に頼っています。
そのため、肝臓のホルモン生成機能が低下すると無意識的に身体が固く緊張し、リラックスできないことになります。
〇肝臓機能亢進・低下が不眠の原因になり得る
上記の考察から不眠を根本的に解決するには「肝臓」を何とかしないといけいないことがわかりました。疲れて眠りたいのに思考が止まず眠れない方は特にかもしれません。その他、胃が炎症を起こしいる方、心臓にオーバーワークに陥っている方などありますが、基本的に上記の肝臓兆候によって不眠になっている方がほとんどかと思います。
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