2018.04.30~ きりぎりす 太宰治
知らなかったんです。太宰治、純文学?って面白いんですね。
これは短編集で
灯籠
姥捨
黄金風景
畜犬談
おしゃれ童子
皮膚と心
鷗
善蔵を思う
きりぎりす
佐渡
千代女
風の便り
水仙
日の出前
が収録されています。
内容は独白、3人称視点の物語、1人称視点の物語
、手紙のやりとりなど様々です。
個人的には”畜犬談”が一番面白く、
新しいと感じたのは(新しくない)”風の便り”で、
”水仙”か”日の出前”が悲しい話だったなと感じます。
”畜犬談”は読んで字のごとく、畜生=畜産動物
である?犬のお話ですが、(クソ!みたいな意味かもしれません)
太宰治は犬が大嫌い・怖いで犬に下手にでていたら
逆になつかれて・・・というお話です。
この頃からツンデレはあったのか、などと思いました。
”風の便り”は作家同士の手紙のやり取りです。
やり取りする内にケンカになるのですが、
ケンカするほど~とはよく言ったものだと思いました。
”水仙”は自分の才能が信じられなかった人のお話です。
悲しいです。
”日の出前”はろくでなしの息子がいる一家のお話です。
悲しいやら少しスカッとするやら・・・です。
太宰治はそこまで昔の人ではないことを実感し、
面白い話ばかり残している作家なんだと実感した一冊でした。
僕の大好きな、伊坂幸太郎の”バイバイブラックバード”は
太宰治の”グッドバイ”(未完)が元になっているということで
次はグッドバイに手を付けようと思います。
