今日のタロットは・・・

ワンドの9 

逆位置

が出ました。

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

タロットに「まあそう早まらずに」

と止められることもある

秋吉窓花です。

 

 

 

ワンドの9

願っていたことが現実になる

一歩手前の段階です。

 

願っていたこととは、

 

やりたかったこと

 

行きたかった場所

 

手に入れたかったもの

 

かもしれないし、

 

理想の生き方・在り方

 

ということもあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が幼い頃、

 

まだ4−5歳くらい

だったでしょうか。

 

それはお正月のことでした。

 

色とりどりの

かわいいポチ袋に

入ったお年玉を

たくさんもらって

 

ホクホク嬉しく

なっていた私。

 

 

 

 

 

 

これでずーっと欲しかった

りんごちゃん

お風呂セット

が買えるんだ。

 

 

夢じゃないかしら?デレデレ

 

と少女漫画のように

ほっぺをつねったりして

 

一人ほくそ笑んでいた元旦。

 

 

リンゴちゃんおふろセットをご存じない方はこちら下矢印

 

 

 

時は70年代後半

 

当時、三が日は

閉まっているお店が

ほとんどだったと思うので、

 

待ちに待って数日後に

りんごちゃん

お風呂セット

を買いに行ったんだ

と思います。

 

なんどもテレビの

コマーシャルで流れてくる

 

あの真っ赤なリンゴの形

をしたケースがりんご

たまらなく魅力的で、

 

中を開けると、

バナナやメロンなど

フルーツの形をした

 

「何か」バナナオレンジリンゴぶどういちごさくらんぼ

 

が入っていました。

 

当時は中身が何なのか

知らずにいたけれど、

 

懐かしむんさんによると

 

●バナナ右矢印シャンプー
●メロン右矢印子供用の固形パウダー
●オレンジ右矢印スポンジタオル&子供用のクリーム

●もも右矢印石鹸
●砂時計

 

子供用固形パウダー、

とても気になりますが

 

のぼせないように、と

砂時計までついていたとは!ラブ愛

 

そして私がいちばん

惹かれたのは

 

りんごケースの

上の部分が

 

腰掛けられる

 

ようになっている

ことでした。

 

あの赤いケースを

お風呂場に

持って行き、

 

中のフルーツを

ひとつひとつ

湯船の横に並べたら

 

あのりんごちゃんに

座れるんだ!

 

それは何ともいえず

うっとりした

気分になるのでした目がハートラブラブラブ

 

 

 

 

うちのバッジャー先生。

おんとし11歳。

 

 

 

 

もういーくつねーると

おしょうがつー

 

声が枯れるまで

歌い続け、

 

やっと

お正月がやってきました!

 

とうとう恋い焦がれた

りんごちゃんに

ご対面の日。

 

ポケットにポチ袋を入れ、

 

母と手を繋いで

おもちゃ屋さんまでの道を

意気揚々と歩いていた

のを覚えています。

 

あーこの道を

りんごちゃんを手に提げ

家路につく私

を想像するだけで

 

もうどうにか

なってしまいそうドキドキ

 

 

 

 

 

もうしばらく

この興奮と緊張が

入り混じった高揚感を

感じていたい。

 

 

その時、遊具のある

児童公園が目にとまりました。

 

私はここで

遊んで行きたいと

1月の寒空の下

渋る母を説得し、

遊具で遊び始めました。

 

しばらく

ジャングルジムに登ったり

ブランコに乗ったり

した後

 

ようやく

おもちゃ屋さんのドアを開け

憧れのりんごちゃんのいる

コーナーへ。

 

わあーーよだれ飛び出すハート

あの時りんごちゃんは

たしかに光って見えました。

やっと会えたね。

 

いそいそと母とレジへ行き

お会計となったその時

 

ない。

 

ポチ袋がない。

 

たしかにコートの

ポケットに入れておいたのに

 

半泣きになりながら

 

全部のポケットに手を入れて

 

コートも脱いで探したけれど

 

あの可愛らしい絵の

いっぱいついたポチ袋は

どこにもありませんでした。

 

きっとあの公園で

落としたんだね。

 

母が実際なんと言ったのか

もう忘れましたが

 

失くしちゃったのは

自分の責任だから

というようなことで

 

なんと、りんごちゃんは

買えずに帰宅したのです。

 

帰る道すがら、

どれだけ自分を責めたことでしょう!

 

「なぜ公園になんか寄ったんだ」

 

公園の前を通る時

ぎゅっと目をつぶって

見ないようにして

歩いたのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワンドの9は願望達成まで

あと一歩だけれど、

 

今は積極的に動くより

状況を整えるために

 

「待つ」

 

のが大事ということを

示しています。

 

 

逆位置になると、

待たなければいけない

状況は同じなのだけれど、

 

無駄に待ちすぎて

チャンスを逃してしまう

 

ということになります。

 

 

あの時トボトボと

家に向かって

歩いていた私は

 

紛れもなくワンド9の

あの傷だらけの人

でした。

 

棒につかまって

じっと過去(左)を

見据えている人。

 

 

なんであの時

公園なんかに

いったんだあ だあ だあ 

 

 

 

 

 

 

 

 

オークションに

出ているのを見て

思わず手が出そうに

なりましたが

 

きっともう

あの時の情熱は

二度と戻らないだろう

と思います笑い泣きキューン

 

 

 

 

 

ですが同時に

あんなに喉から手が出るほど

手に入れたいものがある、

なんてこと

 

今の子供たちや

 

うちの子たちのような

10代20代の若者は

 

味わうことがあるのだろうか、

とふと思いました。

 

 

 

今日も健やかにお過ごしになられますよう

ニコニコ爆笑