インドの「子供の日」はネルー小父さんの誕生日 | インドマイトリの会通信

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お釈迦様の涅槃の聖地、インドのクシナガラで子どもたちの初等教育支援をしている
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校庭で子どもたちのお祭り なんでも売ります!買います!

 11月14日は独立インドの第一代首相ジャワハルラル・ネルーさんの誕生日です。ネルーさんは子どもたちのことを誰よりも心配し、愛していたので子供たちはネルーさんのことを「チャチャ・ネルー」と呼んで慕いました。それで、ネルーさんの誕生日がインドの「子供の日」となりました。

 子どもの日は日本と全く違って、子ども自身が企画を立て、準備もしてみんなで楽しむ「メラ」を催します。縁日とか市という意味です。
 今年は日本でいえばお正月に当たるような大きなお祭り「ディワリ」の日と重なってしまい、何処の学校も「メラ」は行わないと聞いていました。が、タタガット小学校から当日の朝、10時ごろ「メラ」に来てほしいと連絡があり、
急いで駆け付けると、校庭に飾られたネルーさんの大きな写真の前で子どもたちが大勢待っていました。
 上級生たちがショップマスターになって、地面に品物を並べて売っています。
お釈迦様の3D写真があります。首飾りを売る女生徒もいます。ロリーポップや豆菓子など、すでにかなり売れていて、小さな店主たちはご機嫌の様子です。
 私もネルーさんの写真にお線香をあげ花輪を掛けてお祈りをしてから、小銭を持って各店を回り、少しずつ買い物をしました。一つの店の平均値は2~3ルピー。でもこんな楽しい買い物は初めてでした。

他のコーナーでは何と「悪霊を追い払う除霊師」が小さな箒をもって悪い霊に扮した仲間と寸劇を演じたりしていました。これには皆大笑い。私は笑いすぎて写真を撮るのに失敗までするほどでした。

救急箱を前に置いた男の子はドクターと呼ばれていました。傷薬や絆創膏などが入っていましたが、さいわい怪我もない平和な「メラ」でした。

 ほんの30分ほどの間に子どもたちと何回笑ったことか…。こんな「子供の日」
が日本にもあればいいのに、などとつい思ってしまったことでした。

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