我が家の近所にはなんか、
すんげえおばちゃん
がいる。
彼女はどうやらホームレスらしい。
毎朝7:30〜8:30ごろ
我が家の前の道を歩いていく。
いつも同じ方向へ歩いていく。
彼女が歩くのは車道の端。
あと半歩なのに
決して歩道は歩かない。
何か強い意志を感じる。
彼女はいつも怒っている。
そして大きな声で
何かを喚いている。
どうやら車に対して
喚き散らしているようだ。
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何を言ってるかよくわからないが
プリケツ(夫)が一つだけ聞き取れた。
Putta
スペイン語で
アバズレという意味だ。
彼女は時たま
秘密兵器を使う。
肩にかけたトートバッグを
地べたにおろし
しばらくゴソゴソしたあと
やっと取り出したのは
謎の液体が入った
スプレーボトル
それを
車目掛けてシュッシュッ!
水たまりやマンホールにも
シュッシュッ!
植栽にも
シュッシュッ!
プリケツもたまに
この攻撃をくらっている。
道路を走る車は
迷惑そうに
彼女を避けて過ぎていく。
帰り編へつづく。
シュッシュッ!