保育士さんのために、親ができること。 | 書籍ライター・ママCEO 山守麻衣のブログ

保育士さんのために、親ができること。

今日は、ある保育士さんのことを

お話ししてみたいと思います。


数年前になりますが…。

知人の50代ベテラン保育士さんの話です。


その保育士さんとは、

ご近所に住んでいることから、

親しくさせていただくようになりました。


知り合って数ヶ月後のこと。

彼女は急に、

片足を引きずって歩くようになったのです。


驚いた私が

「それってお仕事柄ですよね。当然労災おりますよね?」

と聞いたところ。


「上に聞いたら

『手続きとかめんどうくさいから、

(労災申請を)やめてくれないか』って言われたんです」

というビックリな答えが返ってきました。


「ええ~!」っと驚いたものの。

勤めた経験がある私は、

彼女に強く意見はできませんでした。


(数ヶ月後。

彼女は系列園の新規開設園の園長に栄転となり、

他県へ引っ越していかれました。

もちろん、足をひきずりながら、です)


私はサラリーマン編集者の頃。

取材中に撮影をしていて

うっかり段差から落ちて、膝を強打し、

1週間ほど痛みをこらえていたことがあります。


取材終了直後から皮膚は青くなり、

あまりの痛みで

電車で直帰するのがやっとでした。


当時付き合っていた人からは

「なんで、痛いのに病院行かないんだよ!

皿が割れてるかもしれないんだぞ! バカ!」と

怒られながらも…。


「編集部全員がタイトなスケジュール。

連日、みんな予定が入っており、

たとえ数時間でも休むことは、

職場の迷惑になる…」

そう思うと、

「ちょっと病院行ってきていいですか?」

とは言い出せませんでした。


また、「取材中にケガした」となると、

「一生懸命仕事をしていた」と評価される方向ではなく

「注意力散漫」などと、株を下げるだろうな…。

そう思うと、むしろ

「職場には気づかれないようにしよう」と思ったものです。


そんな私ですから、

労災申請しなかった彼女の胸中は

痛いほどよくわかります。


「保育士さんが体を壊して退職(転職)」

という話はよく聞きますが、

保育士さんの労働環境、労使の問題も

根深いものですよね。


「では、あなたは保育士さんのために

いったい何をしているんだ」

と聞かれそうですが…。


せめて、自分が通う園の保育士さんには

尊敬の念を持って接して、

気持ちのよい対応を心がけるしかないのかなと

考える毎日です。

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