ガサガサの手でも、いいじゃない?
まだまだ乾燥の季節は続きますね。
ロクシタンのハンドクリーム、
携帯用に買ってしまいました。
電車の移動時などの「一瞬」を見つけては
愛用しています。
手を使って働いている人の場合。
ガサガサになっても仕方ないし、
むしろ、そうなって「当たり前」…と
思わずにはいられません。
私の母親も、「お勤め」系ではありませんが、
ワーママ(ワーキングママ)でした。
幼稚園に通っていた私は、
週に何時間か、
祖母に預けられていました。
今日は祖母の話をしてみたいと思います。
八百屋を営んでいた祖母の手は、
それはそれは、ガサガサでした。
指先は黒ずんでいました。
野菜や果物を袋に詰めて、お客さんに渡す。
いただいたお金をレジに入れ、おつりを渡す。
「クリームで保湿」どころか、手を洗う間さえありません。
ヒビ割れ、黒ずんで当たり前ですよね。
今思えば、硬貨を触った手で、
そのまま野菜や果物を
袋詰めしていたような気がします(笑)。
客商売ゆえ、
ヒマなときは、数時間ヒマなのですが、
突然前触れもなく
目が回るほど忙しくなることもあり…。
そういうときには私もよく手伝いました。
一人で応対ができたりすると(おつりの計算など)
祖母に「助かるわ~」と褒められて、
とてもうれしかったものです。
お客さんから受け取ったお金が、
レジに流れていく。
お札の場合はレジではなく
「ザル」に入れるというシステムになっていましたが(笑)
繁盛した日は「ザル」に紙幣が重なっていく。
「お金を稼ぐ」ということが、
体を通して、リアルに伝わってくる経験でした。
祖母は、店番のかたわら、私のご飯を作り、
客のいない切れ目には、新聞紙などで
かぶとやら、箱やら折って遊んでくれて…。
今思えば、息つく間もなかったと思います。
感謝しかありません。
大人になってから、
手にクリームを塗るときはいつも、
そんな祖母のことが、
思い出されてならないのです。
「べつに私は、ガサガサでも全然いいと思うんだけどね…」。
心の中でそう言い訳しながら、
一生懸命すりこんでいます(笑)。
