ライターになりたいひとへ②修羅場が能力を伸ばしてくれる
今週は、「ゆとりをもって」
好きなこともしつつ
単行本の構成案をすすめる予定でしたが…。
突然、月刊誌の特集をお引き受けすることになり、
「1日で取材先の教授を探してつかまえて、取材して
即、2000文字原稿納品」
という強行軍な展開になりました。
しかし強行軍の割には、原稿は一発OKで、
取材先からの大幅な修正もなく
無事終わりました![]()
なぜ、このような「突発的なこと」が起こるのか。
しかも、それはいったんお断りしたお仕事でした。
当然、その経緯にはドラマがあるのですが(笑)、
ここには書けませんので
「編集の学校/文章の学校」の講義を
聞きに来てくださった方々には
お話ししたいと思いますが、
言ってしまえばそういう「下請け稼業」、
引いては、バタバタな「業界」なのです。
私なんかよりも100倍、
編集者さんのほうがドキドキされて
大変だったと思います。
自分のプライベートの時間も大切にして、
「納期がラクな(ラクに見える)
単行本の仕事ばかり受けたい」
という考え方も、当然あるでしょう。
ですが、「1日で取材先探しから納品まで」
というような仕事を続けていると、
当然ながら、確実に能力はアップします。
おそらく、日刊の発行物などの記者さんは
もっと鍛えられているのではないでしょうか。
という意味で、月刊誌のお仕事には
とても感謝しています。
話は変わりますが、
以前、『いきいき』の編集者だったときに
作家の高橋源一郎先生に取材したことがあります。
http://www.mammo.tv/column/genichiro_takahashi/20110413.html
(ファンだったので、企画を通しました)
高橋先生は「競馬ファン」として
テレビで有名になられましたが
政治的な発言は慧眼です。
「連載を何本も抱えるなど、
仕事が増えすぎたらどうするのですか?」と
お尋ねすると、
「とにかく自分に負荷をかけるんです(そうすると、できる)」
とおっしゃっていました。
大作家にして、ご自身を追い込んで、
努力されている、ということがよくわかりました。
というわけで、高橋先生と私は
比すべくもありませんが、
私も自分に負荷をかけ続け、
お仕事は断らずに受けていきたいと思います。
ライター志望の方は、苦しい納期の仕事でも、
こわがらずに受けてみてください。
自分の想定する時間を裏切って、
案外早く書けてしまうことがあります。
また、「追い込まれる経験」がないと、
人はなかなか伸びません。
修羅場ほど人を育てるものはありません。