終盤
クリスマス当日。
トランクに荷物を詰める。
辺りはイルミネーションで輝いている。
恋人達が楽しそうにクリスマスを満喫している。
彼もなんだかんだで楽しそう。
おいしいご飯を食べて、夜景のきれいなところへ行って。
彼は私にプレゼントをくれた。時計だ。早速はめてみる。
私も彼にプレゼントがある。トランクの中から取り出し彼に渡す。
彼は、驚きと恐怖でガタガタ震えている。思った通り。
私は微笑む。「どお?気に入ってくれた?」彼は泣いている。
私が彼にプレゼントしたのは生まれたばかりの彼の子供。
もちろん私との子供ではない。彼は怒り狂うように私の
首を絞めた。ここまで順調。計画通り。
私は彼に言う。「一緒に死のう…」
彼は急いで車を発進させた。逃げるつもりみたい。けど、
それも計算通り。私は彼からハンドルを取り思いっきり
右に回した。目の前には崖がある。
私は急いで窓から外に飛び出る。彼も逃げようと必死。
車は崖の下へ落ちていった。下で炎上して燃えてる。
もちろん彼も車の中。
作戦は見事に成功した。私は笑いながらその場を離れた。
思い
私も子供が欲しかった。彼は愛していない妻との
子供を物凄くかわいがっている。私のことを
愛してると言いながら…。運良く私も彼の
子供を授かった。うれしかった。
だけど、産むことは出来なかった。
彼は私との子供を受け入れてはくれなかった。
しかも、2度も。
許すことは出来ない。
計画
残すところあと、1ヶ月をきった。
クリスマスが決戦の日。
タイミングがいい。私はクリスマスまで
普通に彼に接する。バレてしまっては
計画が台無しになってしまう。
あくまで普通に接しなければ…。
愛人生活も残りわずか…
