街灯も無い闇真夜中に野生の狐と遭遇した事がある自販機の前に座った私と、木々の中から飛び出てきた薄汚れた強い眼差しの獣。暫く見つめ合っていた、不意に目をそらして山に帰っていった野狐はここに用事があったんだと思うあの目は十年経った今もよく覚えている