前回の続きです!
27週目の健診。
血圧122の88。
やはり少し高い。
そこで先生から告げられたのは
母体にとっても赤ちゃんにとっても高血圧は怖いので
もしもの時の対処の事を考えると、ここの病院ではなく
大きな病院で診てもらったほうがいいとの事でした。
正直、もう7ヶ月も診てもらっていた病院から
別の病院への移動は不安がありました。
少し遠くなるし、先生もどんな人だろうとか。
でも赤ちゃんのためです。
その日のうちに市民病院への紹介状を書いてもらい
すぐに予約をとって、次の週に市民病院へ行きました。
28週目。
血圧は157の87。
もう正直高すぎて自分でも怖かったです。
先生は女性の方で、テキパキとはっきりした物言いが私は好きでした。
もちろん血圧の心配もありましたが
頭痛など症状が出ていたわけではなかったので
とりあえずは自宅安静ですねと言われたのですが
この日、妊娠糖尿病の検査もしましょうと言われて
検査をしました。
採血をして空腹時の血糖値を測り
甘いサイダーのようなブドウ糖の飲み物を飲んで
30分後、1時間後、2時間後と採血をして
血糖値に問題がないかみる検査です。
その検査で1時間後の数値が引っかかってしまいました。
その時点でショックです。
すると先生から唐突に
入院の話をされます。
『来週頭くらいから入院できますか?』
え?
びっくりです。
わたしの場合、高血圧の事もあるので
早めの対処と血糖値コントロールのために
すぐ入院して、栄養指導と自宅での血糖値測定とインスリン注射のための指導を
受けましょうという話でした。
とりあえず次の週に入院の予定を立てて
その日は帰り、主人に話します。
主人は、あたしのことも赤ちゃんの事も心配して
入院の日に車で送れるようにと、仕事の調整をしてくれて
入院の日、入院の説明と理由、内容を一緒に聞きに来てくれました。
入院は当初1週間ほどの予定でした。
ちなみに私、人生で入院も初めてでした。
妊娠糖尿病は妊娠している事によって起こる
糖代謝異常です。
はじめに、出産時に胎盤がでれば正常に戻ることがほとんどだと
説明を受けていました。
本当に人の体って不思議ですよね。
入院してからこれから出産までずっと続けることになる
血糖測定のしかたや、インスリンの打ち方の説明と指導を受けました。
血糖測定は1日7回。
朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夜ご飯前、夜ご飯後、寝る前23時頃の7回。
これが結構やってみると大変で。
インスリン注射が1日4回。
朝、昼、夜のご飯前と夜寝る前の23時ごろの4回。
ご飯前はノボラピット、寝る前はレべミルというインスリンを使いました。
最初は自分で注射なんて怖いと思っていましたが
インスリン注射の針は細くて短く、お腹の肉が付いてる部分に打っていたため
ほとんど痛くありませんでした。
看護師さんからも十分説明は受けましたが
入院中、インスリンについてや血糖値、あまり痛みを感じない上手な打ち方など
いろいろ自分で調べて勉強しました。
自分と赤ちゃんのために言われるがままではなく
自分の体について知っておかなければと、妊娠糖尿病についてたくさん調べました。
必死で向き合うこと3日。
先生が病室に来て、看護師さんたちから
とっても頑張っていて、もうインスリン注射もうまくできるし
大丈夫そうだと聞いたよと言われて、
1週間の予定だったけど、早く帰りたいよね?帰ろうか。
って言ってもらえて、退院が早まった私は嬉しくて。
家でも頑張れますと話し、すると明日退院にしようか!と言ってもらえて
すぐ主人に報告。
主人も、よく頑張ったなって言ってくれて
迎えに行くからと言ってくれて本当に安心しました。
そして退院。
その日からも変わらず1日7回の血糖測定、4回のインスリン注射を
家でも始めました。
主人も嫌な顔せず、協力してくれて
むしろ毎日注射をしている私に
赤ちゃんのために頑張ってくれてありがとうと言ってくれていました。
この注射は、出かけた先でも欠かさずしないといけないので
時間も取られるし、主人の理解や協力が本当にありがたかったです。
続きます。