117th Try
ヒマラヤが超大迫力で見える「ポカラ」。
この素敵な場所で素敵な毎日を過ごすはずが、
初日からゲリラに襲われて、身体も心も大ダメージを食らった。
それでも、たくさんの正露丸さんや、
再会した旅人さん達のおかげで、身体も心も復活した。
そんな「ポカラ」をバスで出発し、国境の町「スノウリ」へ。
この国境を越えれば、、、
とりあえず日本を出て、
どこに行くか、どこまで行くか、どれくらい行くか、、、
他は何も決めてなかったけど、
唯一最初から絶対に行くって決めていたこの地。
日本を出発して9ヶ月、
ようやく、、、
インドだぁぁあ!!
国境を越えたらインドだった。
来た事も無ぇし、
インドのイメージもたいして持って無ぇ。
だけど、なんか、
なんかわかんねぇけどインドなの。
何が違ぇっつ~のはうまく表現できねぇんだけど、
数分前までいたネパールとは全く雰囲気が違ぇの。
商店街的な通りの中にある、
人が並んでなければ絶対にイミグレーションとは
思わねぇような場所で、入国審査を終えると、
ドキドキ ビクビク ワクワク。
何とも言えねぇ不思議な気持ちで、
とりあえずその通りを歩いてみる事にした。
特に当ても無く、辺りをキョロキョロしながらしばらく行くと、
バスが停まってるのを見つけたんよ。
で、運転手らしき人にどこに行くのか聞いてみたら、
「ゴーラクプル」っつ~とこにいくらしいの。
とりあえず俺は「バラナシ」っつ~とこに行きてぇんだけどさ、
どうやって行っていいかわかんねぇから、
「ゴーラクプル」に列車の駅があるかどうか聞いてみたんよ。
「Is there train station in ゴーラクプル?」
そしたら運転手さんが首を振ったからさ、
それっぽい英語で、
「I want to go to train station, so where should I go ?」
(列車の駅ってどこ行けばいい?)
って聞いたら、「ゴーラクプル」って言うんよ。
「え?ゴーラクプルって駅あんの?」
そしたら、また運転手さんが首を振るんよ、、、
どっち???
あっ、そっか!?
そう言えばミャンマーで仲良くなった
オランダ人のハインが言ってたわ。
インドの「Yes」は首を振るんだった。
言われてみれば「No」って感じの振り方でも無ぇもんな。
そっか、そういうことか。
っつ~事で、
「ゴーラクプル」に列車の駅がある事が分かったから、
国境の手前で両替したお金でチケットを買って、
バスで「ゴーラクプル」に向かう事にした。
「スノウリ」を出て数時間。
「ゴーラクプル」に着くと、更にインドっぽさが増した。
たくさんの人、自転車タクシー、
車、バイクに混じって、ウシ、犬、それらのフン。
周りをキョロキョロしながら歩いてると、
何度もウシのフンを踏んづけて滑った。
ヌルッ、、、
うぉっ!?
屋台に入ると、
勇気を出して素手でカレーを食いながら、ボ~っと外を眺める。
あぁ、やっとインドに来たんだなぁ~、、、
この9ヶ月を思うと、なんだか込み上げてくるものが、、、
特に無かった。笑
翌朝、、、
汗で身体がベタベタ。
シャワー浴びてぇけど、
安さで選んだ宿にそんなもんは無ぇ。
持ってる水で、
歯を磨いて顔を洗うくらいしかできなかったけど、
このベタベタした感じも
なんだかインドっぽい。
そう思うとそんなに嫌じゃ無くなった。
駅は宿の目の前で、すぐにわかった。
切符売り場も、
遊園地の行列並みに人が集まってたから迷わなかった。
気長に待って、
自分の順番が来ると、いつも通り
「目的地連呼作戦」。
「バラナシ、バナーラス、バラナスィ、、、」
大分ウザがられたけど、
なんとかチケットを買う事ができた。
よし、順調順調。
少し早めに宿をチェックアウトして、
余裕を持って、列車の出発予定時刻の1時間前に駅に行った。
駅はかなり広くて、ホームがたくさんあった。
買ったチケットを見ても、
自分の乗る列車がどのホームから出発するのかわかんねぇから、
駅員さんっぽい人を捉まえて聞いてみる事にした。
「Excuse me? Which platform is this train? 」
(この列車って何番線っすか?)
すると、あっちだよって指を指して教えてくれた。
見ると、1番のホームらしい。
出発まではまだ時間がある。
メシでも食うか。
「インドはカレーばっかで飽きる」
って誰かが言ってたけど、俺たぶん全然大丈夫だ。
日本でカレーを食う事はほとんど無ぇけど、
インドカレーめっちゃ美味い。
手で食べんのにはまだちょっと抵抗があっけど、
まぁそのうち慣れるだろ。
駅に戻ると、
念の為もう一度確認しておく事にした。
「Excuse me ・・・
確認しといてよかった!!
聞くと「5番か6番」から出発するらしい。
そっちに行ってまた聞いてみた。
「Excuse me? Which platform is this train? 」
「Yes!!」
えっ!?
いや、Yesって、、、
そうだ、
ここは誰もが認める超テキトーな国、
インドだった、、、
出発予定時間が迫り、さすがに焦ってきた。
丁度2番ホームに
入ってきた列車に乗ってる人に聞いてみる。
「バラナシ?バナーラス?バラナスィ?」
発音がわかんねぇから、
とにかくいろんな言い方で聞いてみる。
めっちゃ首振ってる
けど、これはどっちの意味だ?
Yes? No?
他の乗客さん達にも聞いて回ったら、
どうやらこの列車がバラナシに行くのは間違いないらしい。
ただ、自分の買ったチケットが
この列車のであってんのかどうかがわかんねぇ、、、
どうしよ、、、
えぇい、乗っちゃえ!!
座席というより、
座れる場所があるっつ~くらいの、適当この上ない車内。
指定席があるようには思えなかったから、
空いてるところに座った。
バラナシまでの数時間、
5cmの隙間に遠慮なく座る
ファンキーなおばあちゃんがいたくらいで、
特別何も起こらなかったけど、
みんなお互いに気を使わねぇユルい感じは、
わりと居心地が良かった。
ケツは超痛かったけど、
チケットも合ってたみたいだし、、、
超テキトーなインド人さん達だけど、
列車がバラナシに着くと教えてくれた。
アナウンスも無ければ、
字も全く読めねぇから、マジで超助かった。
よかった、
みんなテキトーなだけで
根は良い人達なんだ(笑)
もう夜中だったから、
どうすっかなぁ、、、
って思いながら駅を出てみると、
駅前で横になって寝てる人が超いっぱい。
マジかっ!?
って笑った後、自分もそうすることにした。
マジ全てがインドっぽい。
インドに来たんだなぁ、、、
つづく
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