仕事から帰ってきてすぐ旦那が言う



離婚しない?


(目をウルウルさせてる年下旦那)


ぽんなら、まだ大丈夫・・・・


(こちとら、もう41歳目前ですよ
    何が大丈夫なのか教えてほしいわ!ポーン



離婚だとなんかイメージが悪いから、未亡人ってやつの方がいいかと思って、何度も車のハンドル右に切ろうと思ったんだけど(通勤路は右側に崖がある)、できなかったよ。


(いや、車で落ちても怪我くらいで死ねないんじゃないの? てか、それ私に言えるくらいだから、まだ大丈夫ね真顔



は?全然大丈夫じゃないし!
てか、離婚とか全く考えてないし
考えてたらもっと早くこっちから言うし!

と、怒りとばしてみた。


翌日はお互いおやすみだったので旦那を連れ出し「50回目のファーストキス」って言う映画を観に行った。 記憶が1日しかない維持できない主人公に恋したプレイボーイが毎日プロポーズするってベタな恋愛映画
ギャグが面白くて笑って泣いて笑って泣いての忙しい話にちょっと心が和む



そして映画の後に旦那がいう




俺も記憶がなくなったらいいのにな


(こいつ、まだ言ってるよチーン


記憶が消える人の辛さを私たちは何もわからないのに、都合のいいことばかり言って羨ましがってても何も変わらないよ?


私は記憶なくなるなんて、絶対イヤ!
良いことも悪いことも全部覚えておいて、最後に笑って死ぬ予定だもん

(人生はプラスマイナスゼロ!)


翌日職場の年下の同僚に一連の事を報告すると


ぽんさん夫婦は良いバランスですね。
中学女子みたいな旦那さんには、ぽんさんみたいなあっけらかんとした大人の奥さんしか釣り合いませんよ。
色々あるとは思いますけど、お似合いの夫婦ですよ。と褒めて?くれた



冷静に反応できたのは、長年やってきた看護師の仕事のせいだとおもう。

ま、私の性格がわかっているから、年下旦那もそんな弱音を言うのだろうけど。



無精子症がわかった時も落ち込みは半端なかったけど、その後Micro teseで前期精子細胞(円形精子細胞)が見つかった時の喜びようはこれまた半端なかった。

精子細胞が見つかればセントマザーがどうにかしてくれる!と思っていたらしい旦那。

精子細胞からの妊娠出産はとてもハードルが高いという事を何度も説明してたけど、きっと、自分は大丈夫 なんとかなると思ってたんだろうな。


セントマザーからのメールに現実を突きつけられ、自暴自棄になる年下旦那


だって、院長言ったじゃん!!
これで治療に進めますよ。子供ができますよ!!って。

年下旦那 すねる


何度か感情の起伏をやり過ごしながら妊娠陰性判定から2週間


今は開き直って、なんだかとっても落ち着いて、今後のことをゆっくり考えています。


セントマザーに残る円形精子細胞はあと5本。


リプロ 大阪への受診を考えていたけれど、セントマザーでのMicro teseで両側の睾丸の精細管を切り刻んでるので、まず精子は見つからないだろうという諦めの境地へ到達


前期精子細胞での授精はセントマザーしかしていない。泌尿科医師たちからすれば、本当に前期精子細胞で授精できてるかどうか怪しいと考えられているらしいのだけど


私たちは精子提供のAIDは希望しないと決めたので、残りの5本 セントマザーでの治療で終わりにしようと思っています


ただ、セントマザーの治療のやり方には物申す!
私たちがワーワー言ったところで体制なんて変わらないだろうけど、気がすむまで文句言って、モンスターペイシェントになろうと決めました。


1つの卵大事に育てて、少数精鋭を授精させるほうが精子細胞が少ない私たちにはチャンスが多くなるのでは?と、思うので、近いうちに院長メールに質問してみようと思います。

たぶん相手されないだろうけどキョロキョロ