2日目は松本市内を見てまわりました。

 

先ず松本駅8時半発の周遊バス

「タウンスニーカー」北コースに

乗って、「旧開智学校校舎」へ

行きました。

約15分程で到着。

 

明治9年に完成し、その後90年近く

使用された小学校の校舎です。

和風と洋風が混ざりあった

擬洋風建築の建物で、

令和元年(2019)国宝に指定

されています。

 

 

 

 

現在、同校舎は耐震工事のため、

休館中である事はわかっていましたが、

5月から8月末まで校舎全面に足場が

設置され、さらにネットもかかり

外観が見にくくなるとの事だったので

その前に外観だけでも見ておこうと

思ったからでした。

足場のネットが無ければ、正面玄関の

漆喰の模様もこのように見えたはず

でした。

 

 

その後、

松本城へ歩いて向かいました。

途中、現在の開智小学校があり、

写真を撮りました。

旧校舎(左手遠方に見える)を

意識して建てられていると

思いました。

 

 

二の丸御殿跡を通り、

太鼓門を左手に見て、

松本城公園に

9時15分過ぎに到着しました。

 

 

 

昨晩は閉まっていた門です。

左手に天守が見えました。

 

観覧券を購入し、黒門を通ります。

 

 

松本城が見えました。

 

 

松本城の後方には北アルプスの山が

見えました。

一部の山の頂上には雪がまだ積もって

いました。

 

 

中央が五重六階の木造の大天守で、

高さ約30m、

右手が乾小天守で高さ約17m、

(現在は観覧不可です)

天守と乾小天守を繋いでいるのが渡櫓、

大天守への入口があります。

 

左手が辰巳附櫓で高さ約15m、

その前にあるのが月見櫓、

高さ約11mです。

 

豊臣秀吉は1590年北条氏を下し

天下統一すると徳川家康を

関東に移封しました。

これに伴い、秀吉は石川数正を

松本城に移封しました。

石川数正・康長父子は

城と城下町の経営に力を尽くし、

康長の代に現在の天守三棟

(天守、乾小天守・渡櫓)、

御殿、門などを文禄年代

(1593年頃)に造ったと

されています。

 

辰巳附櫓と月見櫓は泰平の世になって

から(寛永年代(1633年頃))に

増築されています。

 

武者がお出迎え

 

 

 

大天守と乾小天守の渡櫓にある

大手口から天守の中へ入りました。

 

 

石落と狭間

 

 

柱には手斧(ちょうな)での

仕上げが見事でした。

 

 

階段は他の木造の城と同じく

急でした。

 

 

 

写真は撮れなかったですが、

特に4階から5階への階段は、

階段というより梯子を登ると

思うほどの急勾配でした。

 

最上階(天守6階)は、戦の時に

周りの敵の様子を見る所として

使われただけあって、眺望が良く、

東西南北いずれも良く見えました。

 

特に西側は町に加えて、

北アルプスの山々が見えて綺麗でした。

 

 

 

左手に雪をかぶっている山は

乗鞍岳です。

 

 

天井は井桁梁でがっちり組まれていて、

中央には二十六夜神とされる

松本城を守る神様が祀られていました。

 

 

 

降りる時に、天守4階の御座の間を

見ました。

いざという時に、城主がいる所です。

 

 

天守を出て、辰巳附櫓と月見櫓へ

向かいました。

 

辰巳附櫓には、

花頭窓(かとうまど)という窓が

ありました。

元来は鎌倉時代に伝わった仏教建築で

使われる窓であり、天守建築では

格式の高い窓とされているとの事です。

 

 

その後、月見櫓へ行きました。

 

 

三方が吹き抜けになっていて、

開放的な造りでした。

天井は船底型になってました。

月見櫓から外へ出ました。

 

改めて城を見上げました。

 

 

また、石落としも見上げました。

左手には辰巳附櫓の1階の武者窓、

2階の花頭窓が見えました。

 

 

帰り際に、武者と忍者の方と

松本城をもう一度撮りました。

 

 

その後、黒門を出て、昨晩と同じく

堀に沿って、松本城を見てまわりました。

 

 

 

 

 

 

 

昨晩と同じく、堀に映った姿を撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

この日は風も無かったので

堀の水面にも松本城が綺麗に

写りました。

 

どの方角からも松本城の美しさを

感じる事が出来て良かったです。

 

最後の写真だけ、比較のために

昨晩のライトアップの写真を載せます。

 

 

松本城を10時半過ぎに出て

市内へ向かいました。

 

四柱神社

四神様を祀っており、

全ての願いが叶うとされている

神社です。

 

 

中町通り

なまこ壁の土蔵とか看板建築と呼ばれる

建物が集まっている商店街です。

訪れたのが水曜日だったので、

定休日のお店が多く、事前に調べておいた

店に行けなかったのが残念でした。

 

 

 

最後に松本市美術館へ行きました。

松本市出身のアーティスト草間彌生の

作品を多数展示している美術館です。

 

 

 

美術館の前には

草間彌生の作品のひとつである

「幻の花」が設置されていました。

水玉模様のチューリップが

印象的な作品でした。

 

 

 

草間彌生の展示室をみてまわりました。

 

 

 

作品は撮影不可でしたが、いずれも

魅力的な作品でした。

最後の展示室にあった

「大いなる巨大な南瓜」

だけは撮影可でした。

 

 

美術館の周りに設置されている

自動販売機も水玉模様でした。

 

 

昼食は美術館のレストランで取りました。

 

 

松本駅へ14時過ぎに戻り、

15時前発の「特急しなの」に乗って

帰途につきました。

隣のホームには、新宿と松本間を

運行する「特急あずさ」が停まって

いました。

 

 

木曽福島を過ぎて上松駅を過ぎた辺りで

行きに見過ごしてしまった「寝覚めの床」

近くの木曽川の写真を撮りました。

 

 

上流側を見るアングルだと

ゴツゴツした岩と川の様子が

撮れたはずでした。

(SNSから借用)

長野へ向かう時に撮りそびれたのが

残念でした。

 

 

行きの「特急しなの」と違い、

列車が木曽路の勾配を下っていくのを

大いに感じました。

 

中央西線の勾配を感じる列車の旅でも

ありました。

 

今回の旅行は、

旅行会社のツアーではなく

自分で計画して切符、ホテルなどを

手配しました。

もっと効率よく回れたかも

しれませんが、

時間の融通がつくので、

このような旅行も良いと思いました。

また、なんと言っても

二日間共に、天気も良く

大いに楽しむ事が出来ました。