舞台「銀行強盗にあって妻が縮んで

しまった事件」に行って来ました。

4月10日

日本青年館ホール

 

 

前日、東京は台風並みの風雨でした。

しかしながら、当日は天気も良くなり

新幹線の車窓から見える富士山が

綺麗でした。

3月に見た時に比べると雪も溶けて

来ているのが判りました。

 

 

「小田原駅を時刻通りに通過しました」

とのアナウンス後に車窓を振り返って

富士山を撮ってみました。

いつもは進行方向を見ているので

滅多に撮らないです写真です。

 

 

日本青年館ホールへは地下鉄外苑前駅に

12時前に着きました。

 

 

 

青年館ホールは花總まりさんが

「銀河鉄道999」に出演した時に

来た以来でした。

 

開場時間が13時と時間があったので

国立競技場周辺を歩いてみました。

 

 

 

周辺に桜の木があるかなと思った

のですが、近くの学校の校内以外

にはなく、意外に思いました。

 

12時40分過ぎにロビーまで入場

出来ました。

花の会受付で舞台写真のプレゼントを

受け取り入場。

入場した直ぐの所にフォトスポットが

ありました。

 

 

床には小さくなった花總まりさんが

いました。

 

数字は身長で、

最初は159.1から徐々に小さくなって

61になったという事です。

その数字の意味は舞台を見てから

わかる事になります。

 

グッズも販売されていました。

 

 

プログラム、クリアファイルと

アクリルスタンドを購入しました。

 

上演時間と座席を確認

 

 

 

13時に開場

程なくして入場。

席は最前列でした。

 

公演名「銀行強盗にあって妻が

縮んでしまった事件」からは

どのような内容なのか想像し難く、

SNSなどで発信されていた舞台の

情報は読みましたが、それでも

どのような舞台内容なのかピンと

来ず、実際どのように展開されて

いくのか楽しみでした。

 

以下ではSNSの写真を一部借用

します。

 

13時30分に開演

 

その日、銀行に13人の人々がいた。

そこに強盗が現れ、天井に向けて

一発の銃弾を放つと、こう言った。

 

「今、持っている物の中で

最も思い入れのある物を差し出せ」

 

先頭に立っていた男が百ドル札を

出すと、強盗はそれを破らせて

強盗は再び口を開いた。

 

 

「言葉の意味をよく考えろ。

最も大切な物を差し出すんだ」

 

この様子をステーシー(花總まり)の

夫(谷原章介)がナレーターのように

話していく。

 

順番が回ってきたステーシーは

電卓を差し出す。

 

13人がそれぞれの思い出の品を

差し出す。

 

強盗は

「私はあなたたちの魂の51%を手に

した。それによりあなたたちの身に

奇妙な出来事が起きる。

自らの魂の51%を回復しない限り、

命を落とす事になるだろう」

と告げて姿を消した。

 

その後、13人の被害者たちに

信じられないような出来事が起きる。

 

この不思議な場面が次々と

演じられていく。

 

ある人は、

年老いた母親が分裂していき、

最終的には細かくなり、

吹き飛んでいってしまう。

 

ある人はベッドに寝ていた夫が

雪ダルマになっていた。

 

ある人は足首に彫ったライオンの

タトゥーが体から抜け出し

追い回される。

 

そのような中、目に見えた被害に

見舞われていなかったステーシー

(花總まり)だったが、

ある日、自分が少しずつ縮んで

いる事に気づく。

夫(谷原章介)は気のせいだと笑う。

 

 

その後も、徐々に縮んでいく身長の

数値のペースの具合から、

彼女はこのままいけば自分が消えて

しまう事を夫に訴える。

 

劇中では細かく言ってましたが、

このようです。

フォトスポットに身長が減って

いく数字が書いたありました。

 

 

 1591

 1581

 1566

 1545

 1517

 1481

  ・

  ・

測定値の差は

  10

  15

  21

  28

  36

これだと規則性が見出せませんが、

さらに差を取ると

  5

  6

  7

  8

 

となり、規則性が現れます。

 

最後の方の数値を見ると

 

    差   差

632

    171

461                     19

    190

271                      20

    210

61

 

        21

消える?231  

 

210mm縮んだ次の日には

存在がなくなってしまう事に

ステーシーが途中で気付いて

しまったという事です。   

 

夫は小さくなったステーシーを

車に乗せて出かける

 

 

子供より小さくなってしまってからも

3人で出かける

 

 

最後はライオンがキーとなり、

結幕を迎える。

 

ステーシーが縮んでいく(小さくなる)

のをどのように表現していくか興味が

ありました。

舞台の立つ位置の遠近、大きな椅子を

大道具として準備し、それを背景に

演技するなどしていました。

これを見るとステーシーが縮んで

しまっているかのように見える。

よく考えられた演出だと思いました。

また、舞台のバックの映像もうまく

演出されていました。

 

休憩20分を挟んで、1幕、2幕共に

55分の舞台でした。

 

現実離れしたシーンが演じられる

のですが、

これまでに経験した事のない感覚で、

舞台に引き込まれてしまいました。

また、演技とダンス、さらに劇中で

花總まりさんが演技に合わせて歌う

場面もありました。

 

15時40分過ぎに終演

 

舞台を見終わっての感想は、

これまでに味わった事のない

不思議な感覚を味わったでした。

原作小説を書いた作者の意図は

原作をしっかり読み込まないと

わからないと思いました。

ただ、世の中はいろいろな事が

起きる。そのような中での

結婚生活なのだから、お互いに

思い合う心とか愛を放置して

しまうと、僅か一週間で破綻

してしまうかもと言っている

ように思いました。

大きく評価されるだろうと

思われる舞台作品でした。

 

ロビーに出ると

 

 

フォトスポットに椅子が置かれて

いました。

 

 

このような椅子の特大のものを

舞台上にセットとして置き、

それに対して演技すれば、

彼女が縮んでしまった大きさを

表現できるのです。

逆の味方をすれば、

人の存在というのは

ある意味小さい存在である。

だからこそ・・・

言っているように思いました。

 

日本青年館ホールを16時頃に

後にして、地下鉄で東京駅へ

戻りました。

帰りの新幹線は日没前の便でした。

新幹線の車窓から富士山を撮りました。

 

小田原駅を通過した後

 

新富士駅を通過する頃の富士山

雲の名前はわかりませんが、

空一面に広がっていました。

 

 

花總まりさんは1月に

ミュージカル ベートーヴェンを

見た以来でした。

ミュージカルでの良さは無論ですが、

今回のような舞台においても

素晴らしい演技を見せてくれたと

思いました。

 

とても良い日になりました。