ミュージカル「ベートーヴェン」に

行って来ました。

1月13日(土)御園座

 

新年初めてのミュージカルです。

 

「ベートーヴェン」は昨年12月に

日生劇場へ行ったので2回目です。

選んだ公演は17時開演の夜の部でした。

 

御園座へは15時前に着きました。

 

 

地下鉄の伏見駅から外へ出ると

丁度、昼の公演が終わり、

御園座から多くの人が出て来るのが

見えました。

 

御園座入口への登り口に、

帰りの人の流れがほぼなくなった所で、

写真を撮りました。

 

 

すぐ側にあるチケットセンターの窓には

「ベートーヴェン」と「トッツイー」が

「全席完売」と表示されていました。

 

 

今後の催しで、

「中村仲蔵」の公演は

気にはなってはいますが、

チケット入手はしていません。

又、

「市川團十郎白猿襲名披露」公演を

各地で行なっているのは

TVなどからの情報で知っては

いましたが、御園座では

2月1日からだと知りました。

 

 

遅めの昼食を取り、

御園座一階の御園小町で

土産物などを見て回ったり

して時間待ちしました。

 

開場時間の16時15分前に

御園座への登り口付近に戻ると

入場列が出来ていました。

又、「ベートーヴェン」の

ポスターの写真を撮る人もいました。

 

 

 

「ベートーヴェン」と「トッツイー」の

ポスターを見ながら入場口へ上がりました。

 

 

御園座の中へ入ると、

今日の出演者名と共に、

フォトスポットがありました。

 

 

 

ベートーヴェンの弟のカスパールと

トニの夫のフランツはWキャストです。

日生劇場の時は、

カスパール役は海宝直人さん

フランツ役は佐藤隆紀さんでした。

子供役のショルシュは同じでしたが、

マクセは日生の時とは異なっていました。

 

出演者をまとめると

ルートヴィヒ・・・井上芳雄

トニ・・・花總まり

カスパール(ルートヴィヒの弟)

 ・・・小野田龍之介

フランツ(トニの夫)

 ・・・坂元健児

ベッティーナ(フランツの妹)

 ・・・木下晴香

ヨハンナ(カスパーの恋人)

 ・・・実咲凛音

キンスキー(公爵)

 ・・・吉野圭吾

フィッツオーク(公爵の弁護士)

 ・・・渡辺大輔

 

1階席の後方通路は、

食べ物を販売したり、休憩出来る

ようになっています。

そこにも本日の出演者と公演の

時間割りが確認出来るように

なってました。

 

 

 

 

通路からベートーヴェンの舞台が

見えました。

ピアノが中央に置かれています。

 

 

席は1階席でしたが、開演までに

時間があったので

2階へ上がってみたところ、

花總さんの次回公演のポスターが

飾ってありました。

背景色の違ったものが3枚あったので

全て撮影しました。

 

 

 

 

御園座の1階席は1列から20列まで

席がありますが、

4列まではオーケストラピットに

なっていて、観客席は5列目からでした。

御園座でミュージカルを見るのは

初めてでした。

2022年12月に「エリザベート」を

観劇する事にしてましたが、

コロナで公演中止となってしまいました。

なので、他のミュージカルの時の

様子は分かりませんが、

「ベートーヴェン」を日生劇場で見た時、

ルートヴィヒがオーケストラピットの

指揮者と関わるシーンがあるので、

どうなるのかなと思っていました。

 

 

17時に予定通り開演

 

1827年3月

棺に収められたルートヴィヒ・

ベートーヴェンのもとを

トニが訪れる場面から始まる。

 

時は一気に17年前に戻る。

1810年 ウイーン

 

1幕では、

・ルートヴィヒとトニの出会い

・ルートヴィヒが弟カスパールの

 ヨハンナとの結婚を反対して仲違い

・トニは子供達と楽しい日々の一方

 義妹ベッティナが恋人について

 熱く語るのを聞き、

 夫フランツとの間に満たされない

 ものを感じる。

・そのような中でルートヴィヒと

 トニの距離が縮まっていく。

・ルートヴィヒはかねてからの

 耳の不調を調べるため、診療所を

 訪れたところ、医師から

 「このままでは、いずれ何も

 聞こえなくなる」と宣告され

 絶望に打ちひしがれたルートヴィヒの

 もとにトニが現れる。

 

などの場面が演じられる。

 

ミュージカルの写真は

ゲネプロの写真をお借りします。

 

 

 

 

1幕が終了し、

休息時間となる。

 

緞帳が降りたので

自席から撮りました。

名古屋らしい絵柄でした。

このような席だったので

ミュージカル中は

出演者を間近で見るという

事は出来ませんでしたが、

出演者もそれなりに見れて、

且つ、舞台全体を見れて

満足でした。

 

 

緞帳が開き、

「ベートーヴェン」の2幕の

舞台となる。

 

18時40分

予定通り開演

 

2幕は1812年のコンサートホール

から始まる。

ベートーヴェンは指揮をするも

途中から耳が不調となり、

演奏が中止となる。

 

トニも自分の状況を嘆く。

一方、ルートヴィヒは

トニへの思いを募らせていく。

 

その歌詞が公演プログラムの

中にあったので書き留めようと

思います。

 

トニ「魔法の月」

原曲は「月光」

 

今の私はまるで人形ね

魔法の月よ 痛みを癒して

・・・

魔法の月よ 私を強くさせて

・・・

月よ お願い 魔法をかけて

わたしに

 

ルートヴィヒ「愛こそ残酷」

原曲は「悲愴」

 

最愛の人よ

こころ凍える

君がいないと

・・・

愛は残酷な手で

ふたりを引き裂く

だが恐れはしない

どんな犠牲も払おう

今こそ立ち向かおう

ふたり 結ばれるまで

 

 

そのような2人が再会したのは

花火の夜だった。

 

 

トニは離婚して一緒になろうと

思うが、子供と離され、

又、実父の遺産も取り上げられた

事で諦める。

 

ドナウ川のほとりで

トニ、ルートヴィヒが

夫々、心境を歌う。

 

この場面でトニが歌った

「千のナイフ」という曲は

オリジナル曲でしたが、

トニ演じる花總さんの歌唱が

とても良く、印象に残りました。

 

ルートヴィヒとトニは

結ばれる事なく終わるが、

ルートヴィヒはカスパールと

仲直りを果たす。

 

最後は、

ルートヴィヒを墓地に埋葬する

場面で終わる。

 

本編終演し、アンコールと挨拶が

行われました。

 

その後、

井上芳雄さんと花總まりさんと

トニの子供の娘マキシ役の

井澤美遙ちゃんの三人が再登場

しました。

美遙ちゃんが千穐楽という事での

挨拶でした。

小学一年生で小さく可愛い子でした。

 

挨拶後、3人は引き上げましたが、

再度、

井上芳雄さんと花總まりさんが現れ、

挨拶して終わりとなりました。

 

 

ベートーヴェンの公演は2回目でしたが、

今回も井上芳雄さん、花總まりさんの歌が

たっぷり聴けて大満足でした。

 

又、ルートヴィヒは

「死の瞬間、閃光と共に雷鳴が轟き、

彼は右手を上げて、拳を握りしめた」と

伝わっているようです。

本ミュージカルの中では、その事を

場面の中に、上手く取り入れて

表現していたと思いました。

 

昨年12月に日生劇場で始まった

「ベートーヴェン」の公演は

福岡公演、愛知公演(御園座)に続き、

1月19日〜21日の兵庫公演で

千穐楽を迎えますが、

今後、再演されていくミュージカルに

なると思いました。

 

クンツエさん、リーバイさんが

ベートーヴェンが残した楽曲を

使って各場面を構成した発想と

その作業に敬意を払いたいと

思いました。