桜の季節の

イベントとして

4月2日 宣長まつりが

開催されました。

 

 

宣長はもちろん本居宣長で、

江戸時代の国学者です。

松阪で生まれ、その後、

江戸で11歳まで暮らし、

父が亡くなったため、

母、兄妹と共に松阪へ戻り、

72歳で亡くなるまで

暮らしました。

 

その旧宅は、鈴屋と呼ばれ、

明治時代に、市内から

松阪城跡の一角に移築されて

現在に至っています。

また、本居家より寄贈された

宣長の史料を展示する

本居宣長記念館が昭和45年に

開館しています。

 

両方共に随分と前に

訪れた事はあるのですが、

 

宣長まつり期間中は

無料開放になるので、

久しぶりに訪れてみました。

 

松阪城跡へ入ります。

 

 

 

城跡では出店とか踊りなどの

イベントが行われていましたが、

それを眺めつつ、

本居記念館へ行きました。

 

 

古事記の注釈書など

沢山の文書が展示されており、

宣長に触れる事が出来ました。

 

宣長は桜の中でも、

とりわけ山桜を愛したそうで、

 

花はさくら、桜は、

山桜の、葉あかくてりて、

ほそきが、まばらにまじりて、

花しげく咲きたるは、

又たぐふべき物もなく、

うき世のものとは思われず

 

と詠んでました。

 

次に鈴屋へ行きました。

 

 

奥の間では古典の講釈を行ったと

説明がありました。

 

 

2階の書斎は宣長の勉強部屋であり、

窓からの景色が良かったです。

 

 

 

その後、隣にある「桜松閣」へ立ち寄り

お茶を頂きました。

桜松閣は本居宣長の旧宅が

明治時代に城跡に移築された時に

管理事務所として建てられたもので

唐破風の玄関が特徴です。

 

 

 

昨年末にはプロジェクション

マッピングが行われました。

 

 

とても綺麗だったのを覚えています。

 

その後、歴史民族資料館にも

立ち寄ってみました。

通常は有料ですが、当日は無料

開放されていました。

 

 

同館は明治から飯南郡図書館として

使われていた建物を移設し、

松阪の文化に関する史料を

展示する施設に改装されたものです。

 

松阪城の作った蒲生氏郷に関する

資料があったり、

 

 

 

松阪商人の資料があったりします。

 

 

2階は「小津安二郎記念館」となって

います。

 

 

 

かなり久しぶりに見ましたが、

松阪の文化を改めて感じました。

 

実は、この日の前にも

城跡でイベントがありました。

 

松阪城跡桜ドローンショーが

3月30日と31日に

各日、2回、行われました。

 

電飾のついたドローンを

夜空に飛ばして

絵や模様を描くのを

城跡から見るものです。

どんなふうになるのか

興味があり行ってみました。

 

日没から暗くなるのを待ちました。

 

 

ショーでは

百機のドローンが上空を移動し、

松阪にゆかりのものを描きました。

 

市マスコットの「ちゃちゃも」

 

 

松阪牛

 

 

桜の花

 

 

 

 

など、

ショーは約10分でしたが、

ドローン技術の進歩を感じました。

 

ショー終了後、城跡へ行きました。

 

夜桜が綺麗でした。

 

 

 

 

ちなみに、昼間の桜はこんな感じでした。

 

 

 

 

松阪城跡跡の石垣は立派です。

写真中央にいるのは人です。

大きさが感じられると思います。

 

 

最後に、もう一度、ドローンの日に

戻ります。

 

石垣に

蒲生氏の家紋である

「対い鶴」が描かれてました。

 

 

蒲生氏郷は松阪城を築きましたが、

2年ほどで、会津へ移り、

旧城を改築し、「鶴ケ城」と

名付けています。

城の名前は家紋にちなんだという

説もあるそうです。

 

宣長まつり、ドローンショーと

地元の春のイベントを楽しみました。