さすがですね・・・ | Someday, Somewhere

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~ようこそ、詩音(shion)のブログへ~

インタビュー番組で坂東玉三郎さんが出ていらっしゃいました。

何回か書きましたが、私はこの方の女形が好きです。

特に30~40代のころの女形は、溜息しか出なかったです。

それでいて玉三郎だからの世界が広がっていて・・・。


今日も興味深い発言。

自分をよく知る人たちの評価が大事なのだと。むしろ「良くなかった」という評価が大事だと。

自分が良くできたと思っていても、そういうときほどあてにならない。

(特に歌舞伎舞台監督や演出家がいる訳ではなく、セルフチエックの世界だからのようです。)


あと今演出している舞台でダンサーさんたちに演出・振り付けされているようですが

そのダンサーさんたちへ最初に

「今まで自分の世界の中で踊ってきたけれど、観客のこととか、それよりもっと大きな世界を

考えながら踊ってほしい」と言われたようです。


以前も玉三郎さんは舞台は観客とのコミュニケ―ションというようなことを発言されていました。

観客のことも考えながら舞台を作り、思いを通じさせるということだと思います。


この方は別にすごいことを話されているわけではないのに、聞く人にわかりやすく説得力があり

発する一つ一つが玉三郎の世界を醸すのですね。


あと自分のことを褒められるのが嫌みたいで

「いつまでも若いですね」とか

「いつまでも肌にハリがありますね」とか言われるとすぐに次の話題へ持って行かれようとするのが、某人を思わせました。


話は変わりますが・・・番組の中でとらやパリ店の羊羹などが紹介されていました。

私も昨日お土産にもらった少し風変わりの羊羹でお茶。

遠方に住む弟夫婦が旅行先のお土産として送ってくれた羊羹。カカオ味です。

私は正直羊羹は苦手ですが、これなら食べることができました。

美味です。生チョコみたいです。(弟よ、おいしくいただきました。)


ちなみに白い皿は数年前に私が作成したものです。