Jinについて思うこと・・・  | Someday, Somewhere

Someday, Somewhere

~ようこそ、詩音(shion)のブログへ~

仁の…視聴率が少し食われていますね。

「紳士の品格」はここ数週間の情報の出し方がうまい。煽るのがうまい。

それにくらべたら仁は、おとなしいですね。


多分そうなるのは、時代劇ゆえの撮影のハードさというか余裕のなさがあるのでしょうか?

あとやはり、脚本が・・・・。

日本の仁は面白かったです。それは核がしっかりしていたからだと思います。

坂本龍馬にしろ、橘咲にしろ、花魁の女性にしろ仁を核としてからませてあったのですが、

エピソードも登場人物も韓国版はバラバラに感じます。


キム・ボムス、ジェジュン、パク・ミニョンと配したはいいですが、全てが中途半端です。

あまりにいろいろなことを詰め込んで、結局すべてが中途半端になっている感があります。

主役と脇役がいて一つの作品として成り立つのだと思いますが、4人に分量を同じくらい割いて描ききれる訳はないと思います。


仁vsギョン様のライバル(あくまで好敵手)関係に焦点を当てて描く方が良かったのではと思います。

その一つの戦いが恋愛であり、あるいは国の変革に手を貸す立場と現状を守る立場の違いとか・・・・。そうするとエッセンスとしてキムボムスほかの出演者も生きてくると思うのですが、

出演者1人1人のドラマを描こうとして、それが点のまま線につながらないから盛り上がり感に欠けるような気がします。脚本が仁の世界を消化しきれていないような感じがします。


ジェジュンとミニョンの関係をとっても、あれでは彼女は全然ジェジュンに対して好意はなくて、

ただジェジュンだけが1人で燃え上がっていたように見える。もう少し2人の背景とか、葛藤とか

あるいはジェジュンとソン・スンホンのミニョンへの愛の深さとか描かないと、見ている人が同化

できないです。


あと前半にこれでもかと病気のシーンが盛り込まれましたが、病人を描いても病気は描いてはいけないと思うのです。病気は単なる病気でしかないです。それを通して何を伝えたいのか。吐くシーンを何度見せてもどうしようもないと思います。大事な序盤にその辺の、工夫が足らなかったように見えました。


折り返し地点になり、これからどれだけ挽回できるかわかりませんが、頑張って欲しいと思います。