久しぶりの家族の肖像です。忘れていたわけじゃないんですが、パソコン変えたら
操作がよくわからなくて…。画像もうつさないといけないし・・・ということで遠ざかっておりました。
今回、コレクションカード画像が大活躍でございます。
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12月24日 ユチョンの日記
今日はクリスマス・イブ
母さんは朝から準備に忙しい。
我が家一番の大食家のチャンミンを従えて買い物に出かけ、午後は料理やケーキ作りに忙しくしていた。
「食べるときはやる気満々のくせに・・・もう誰も手伝ってくれないんだから・・・」
「父さん、どうしますか?母さんかなり機嫌が悪そうですが・・・」
「チャンミンがあれも、これも作ってほしいって頼むから・・・」
「だって食べたいものは仕方ないでしょう。」
「じゃあ、お前が手伝うんだな。どうせ俺は最初から戦力外の扱いだから・・・」
(『最近、やけに急接近している2人。もう母さんをめぐるバトルは終わったのだろうか?それとも休止か?byユチョン』
「チャンミ~ンきゃっ、母さんうれしい。久しぶりにチャンミンとキッチンに立てる。」
(『母さん露骨にうれしそうな顔しないでください。僕の腕に抱きつかないで・・・。
父さんの目が血走っています。聖なる夜が凄惨な夜になってしまいます。』byチャンミン)
母さんはチャンミンが手伝ってくれたおかげで機嫌もすぐに直った。
今度はむしろ父さんの機嫌のほうが気になる。
とりあえずユナとジュナ相手には怒れないから耐えている父さん。ちょっとこわいかも・・・。
僕とジュンスは部屋でゲームをしていた。
夕方になって「ユチョン、ジュンス~」という母さんの声がする。
「ほら、早く。いらっしゃい。あまり待たせると、チャンミンが怒るから・・・もしくは食べられちゃうよ。」
「母さん、今年は仮装はしないんだね。すごく地味じゃない。僕なんか普通の帽子だよ。」
「仕方ないんじゃない。母さんが仮装すると危険な人物に豹変する人がいるから・・・」
去年・・・・こんな母さんや・・・
あんな母さんに・・・父さんはメロメロで食事のあと大変だった。
「母さん、父さんが物足りないんじゃないの・・・うひゃひゃ。」
「いいの、いいの。ユノにはちゃんとフォローしておくから・・・」
こんな会話が僕たちの間でされていることを知らない父さんは
トナカイカチューシャの母さんでもチョーご機嫌だった。
チャンミンは大好物を堪能できて満足そうだった。
デザートのクリスマスケーキを母さんがテーブルに置いた。
父さんが難しい顔をしている。
「どうしたのユノ?」
「う~ん、イチゴが足らない。・・・どうして4つなんだ。」
「ああ・・・これ。ユナとジュナはケーキは食べられないからイチゴだけ食べさせたの。
ユノとユチョンとジュンスとチャンミンが食べたらいいよ。」
「そんなの駄目だよ。みんなで仲良く食べないと・・・。」
「じゃあ、俺と半分ずつ食べよう」 (『なんか嫌な予感がする』by3兄弟)
「いいよ。いちごはユノの大好物なんだから・・・ユノが食べて。」
「好きなものだからジェジュンと一緒に食べたい。」 「ユノ、やさしいね。だから好き」
(『どうでもいいけれど、早く切ってください』byチャンミン)
(『父さん、いつまでもじゃれていないでください』byユチョン)
(『ケーキが一層甘くなりそうだ』byジュンス)
「ジェジュン、目をつむって」
父さんがイチゴを頬張りました。そして・・・・
「「「アンデ~」」」(3兄弟叫ぶ)
迂闊でした。よく考えてみれば父さんならありえなくもなかったのに・・・。
チャンスは無駄にしない父さん・・・さすがです。
2人のところだけ空気の色が違うのにも慣れましたが、恥じらいが減った分
年々、ピンクの色が濃くなっているように感じます。気のせいでしょうか?
その夜、喉が渇いた俺は牛乳でも飲もうと冷蔵庫のドアをあけた。
なんと・・・そこにはイチゴがもう1パックあった。
なるほど・・・恐るべしは・・・母さんだった。
さすが猛獣使い・・・いえ、父さんを掌握している。
この母さんのおかげで僕たちは平穏に暮らせているのでしょう。
こんな風にクリスマス・イブは過ぎていきました。
何か滅茶苦茶なところもあるけれど、俺にとっては愛すべき家族です。
来年もみんな揃って、笑い合って・・・・いれたらいいなと思います。
おわり
写真はお借りしました。