昨日は「南極大陸」が最終回でした。
視聴率が急落だとか、木村拓哉神話は崩壊だの言われていましたが、私は、この時期にああいうドラマを作ったこと自体が意味があると思って見ていました。
戦後、傷つきつつも世界に追いつけと頑張っていた日本。
南極大陸に挑むということもその象徴であり、官民が威信と多くの可能性をかけたある意味闘いだったのだと思います。
そしてそこに一緒に戦っていたのが、犬たちでした。ここ数話は、1匹ずつ行方不明になったり、息絶えてしまう中で、拳を握って「頑張れ、頑張れ」と祈りながら見ていました。
リキという犬が最後の力を振り絞りながらブリザードの中、木村拓哉演じる主人公・倉持を待っている姿は、私は犬は苦手ですが抱きしめてあげたいと思いました。
あと少し、もう少しだったのに・・・間に合わなかったときは号泣してしまいました。
置いてきた犬が生きていると信じている第1次越冬隊の乗組員
そして倉持を南極に行かせるために自らの人生を賭けた官僚を辞めた友人・・・
今年の漢字の一文字は「絆」でしたが、一緒に南極で戦ったからこその「絆」という一言では片づけら
れないもっと厳しく、強く、深いつながりだったのだろうと感じました。
そして、2頭しか生き残ってはいなかったけれど、2頭生き残っていたことが、後々、南極観測をする上で日本にとって大きな力にもなったのだと思います。
最初に戻りますが、ここ数年、日本の政治の揺らぎが激しい(と言うか滅茶苦茶です。)です。
自分の発言にさえ責任をとれない政治家、
少し立場が悪くなると「辞任」すればいいと思っている政治家
自ら責任を放棄しながら無責任な発言を繰り返す政治家
政治家の皆さんは高い「志」と「使命感」と「気概」を持って日本の舵取りをして欲しいです。
日本丸は一体どこへ行くのでしょうか?
日本丸にはどのくらいの燃料があるのでしょうか?
嵐の中を進み続けるだけの耐久性は、舵をとれる人や乗組員が本当でいるのでしょうか?
不安定今の時代だからこそ、
「必死さ」だとか「真摯」「一生懸命」「根性」というような、泥臭く不器用なことが大事な時代
なのだろうと思ってしまいました。