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世田谷・田園調布
美しさを紡ぐオートクチュールのアトリエ
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前からいつか作りたいと思っていて
旅するブライスの作りたいものリストに入っていた
ウクライナの民族衣装 ソロチカ
白と赤を基調にした とても意志の強い美しい民族衣装です。
私は民族衣装が大好きで、、、
それは２０代前半でのマレーシア暮らしから始まっています。
その話は。。。 こちらで → 初めてのマレーシア暮らし
マレーシアでは、民族衣装を着て出かけることも多かったんですね。
民族衣装って、その土地の風土に合ってると気が付いて
マレーシアのいろいろな地域の民族衣装を調べたり
作ったり、着たりしました。
そして大好きになったんです。
調べてみて気が付いたのは
民族衣装には その国や地域の文化や習慣、宗教的なことや考え方が
たくさん詰まっているということ。
多くは伝統的な衣服なので、
好きが高じて、多くの方から民族衣装をいただいたりもして
コレクションが増えていきました。
それで、民族衣装を通して、いろいろな国を知ってもらって
様々な違いをお互いに受け入れて世の中が幸せになればいいなぁ。。。
そんな思いでミニチュア版の「旅するブライス」が続いています。
今、ロシアとウクライナで大変なことが起きています。
そのさなかにいる人々を思うとき、せつなくて不安で。。。
怒りややるせなさも感じます。
このざわついた心を何かよいエネルギーに変換したいと感じています。
私は、いくつかの国で仕事をしていたこともあり
実は内戦を経験しています。
非常事態宣言下で、爆音がしたり
土埃のにおいが立ち込めたり、
すぐ先の建物が爆破され燃えていたこともありました。
眠れない夜がどれほど長いか。。。
どれほど怖いか。。。
経験をしました。
今、もう個人で平和を語るのレベルではないのかもしれませんが
居ても立っても居られない気持ちを、民族衣装に託して形にしたいと思います。
佳きエネルギーに変換できますように。
ウクライナの人々への尊敬とともに。
ウクライナの民族衣装のソロチカ（ブラウス・ワンピース）の刺繍は
病気や悪霊などの「悪しきもの」から身を護るための「魔除け」の意味が
あるそうです。
その「悪しきもの」が入ってこないように、
袖・襟元・裾など外界との境目に念入りに刺繍が施されています。
圧倒的に強いと感じていた衣装にはこんな秘密があったんですね。
ドール用の民族衣装としてパターンをひけましたので
制作にはいりました。
今回はちくりん先生との共同作業です。
近いうちに、お見せしたいと思っています。
本日もお読みくださり
ありがとうございました
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