日常に小さな幸せを。
こんにちは!暮らし整えサポーター横田ちひろです。
今日は父の日のですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて私、昨日になるのですが、宝塚市男女共同参画スタディーズの講座、
立命館大学産業社会学部教授の筒井淳也先生の
「進まない 男性の家事育児」の講演に出席してきました。
今まで暮らし整えサポーターとして、みなさんのお話をきく機会があったり、
自分自身の家庭を振り返っても、男性の家事育児の参加はまだまだ・・・。
という印象があったのですが、
先生が講座でご紹介してくださった、いくつかの調査データを見て、衝撃!!でした。
例えば、平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)に基づくデータによれば、
2006年~2016年の10年間で、
男性の家事関連時間は、たった6分増えただけ!!
出典:https://blogos.com/article/376715/
で、令和元年では、こんな感じ↓💦
6歳未満の子どもをもつ夫婦の育児・家事関連時間(分/日 週全体平均)
夫:1時間23分(うち育児49分)
妻:7時間34分(うち育児3時間45分)
出典:内閣府 令和元年年9月「男女共同参画社会に関する世論調査」
また、第4回全国家庭調査のデータによると、2019年時点の夫婦間家事分担の%では
食事準備をほとんど行わない男性は、55.5%
子どもの身の周りの世話をほとんど行わない男性は、68.4%
ですって。わお。
私自身は、当たり前のように家事をする父の姿を見て、育ってきたので
このデータ衝撃でした。
すったもんだの末、家事をやってくれるようになった夫の
「僕は結構分担してる方やと思う」という言葉も、全く信じていませんでしたが、
なるほど。と思いました。
先生は男性ですが、奥さんより家事をされているそうで、
で、実際にやってみると、家事はすごく複雑だし、
家事育児を死ぬほどやっていても、「仕事をしていない」と考えられるのは問題。
有償労働の働き手の賃金は、働き手の生活維持のための賃金を含んでいるのだから、
家事も育児も立派な仕事!って大きな声で言ってください。
と仰っていました。そうだそうだ!
主婦の方からは「私は一円も稼いでないのに、家事も育児も満足にできていない」
働く女性からは「私だって働いてるのに、帰ってきて家事育児してるのは私だけ」
というお話を、私も今まで何百件と聞いてきました。
昨日の講座では、筒井先生が
「仕事は、相手の負担を減らすためにやるもの」
「男性の家事育児参加の最終的な目的は、家族の自由に使える時間を増やすこと」
と仰っていたのですが、
最終的な目的は、
夫婦互いに、自分も家族も幸せになること
なんじゃないのかなあ。と私自身は思っています。
夫婦ともにの負担を減らすには、問題や課題は複雑で山積みですが、
だからこそ、お互いに「お疲れ様」「ありがとう」
それがまず言えればいいのにな。そこがスタートになるんじゃないのかな。とも。
(妻の家事育児の負担はもちろん、夫は外で仕事。の役割分業の下では男の人のプレッシャーも相当なものかと)
目の前にいるのが、これからも家族としてやっていきたい相手であれば。ですけれど・・・
今日は父の日ですし、今日中に私も夫に改めて「ありがとう」って言って寝ますね(笑)
みなさんも、ご一緒にいかがですか?