グライダーと飛行機は同じように飛んでいるように見えて、本質的には全く異なるものである。

どうも虎丸です。

今日も頭に思いつくままにブログを更新していきます。

人生において1番大事なこと、それは自分自身でものを考えることであると私は思います。


はじめの文章は「思考の整理学」という本に書いてあった内容です。
私はこの言葉にとてもハッとさせられたのを覚えています。

グライダーとは、自分で動力を持たないため、飛んでいるように見えて、周りからの力がなければ地に落ちていきます。
一方、飛行機は自分で動力を持っているため、自分自身の力でどこまでも飛んでいきます。

つまり、この言葉には他人の考えに沿って生きる、「グライダー人間」になっていませんか?というメッセージが込められています。


そういう私自身も昔は思いっきりグライダー人間でした。

矯正されたのは忘れもしない研修医時代の救急ローテーションの時です。

当時グライダー人間だった私は患者さんを診察した後
「こんな患者さんです。どうしたらいいですかね?」
「どんな方針でいったらいいですかね?」
と上級医の先生に尋ねていました。

そんな私に
上級医の先生は常に
「お前はどう考えるんや?お前はどうしたいんや?どんな検査をするんや?どんな治療をするんや?どんな方針でいくんや?」

と問われ続けました。

私が答えられずにいると

「お前なんも考えてないんやな。そんな報告だけするんやったらお前やなくてもいいやんけ。なんも考えてない人間に診察されて患者さんかわいそうやな。患者さん診る資格ないで。」

と痛烈に指導されたことを覚えています。

当時は本当に辛くて、毎日病院に行くのが億劫になってしまっていましたが、

自分自身の考えを持って、自分の考えを伝えなければならないのだとそこで教わりました。

今となってはいい思い出で、厳しかった指導医の先生にも感謝をしています。


少し私の思い出話になっていましたが、

自分の考え、意思をしっかり持ち、それを伝えるということは医師としてだけでなく、人生においても最も大事なことだと思います。

最近では、終身雇用の企業なども少なくなってきていると聞きます。
一方で働き方は多様化し、いろんな職種が生まれ、自分で考えることが出来る人間はどんどん高みに登っていっています。

上からの命令に従うだけのグライダー人間では生きにくくなる世の中が近づいているように感じます。


みんなで飛行機人間となって大きな世界に羽ばたきましょう!
自分自身のタラントンを増やしていきましょう!
(タラントンのたとえ 新約聖書から)