産後クライシスの続きの話はまた次回に更新するとして。
とりあえず先にこちらの話題を。
息子の幼稚園が決まった\(^o^)/
はぁーー、もーめっちゃホッとした。
第一希望のとこやったから。
ここに至るまでちょっといろいろあって。
第一希望のこの幼稚園。
園バスがあり、歩いても一応行ける距離で、同じマンションの子が通ってて評判良かったり、近所のお受験学園っぽい幼稚園の雰囲気が苦手だったので庶民派の私は最初からここ行きたいなー思ってて。
プレもここに春から通いはじめて。
しかし
プレに通って初めてある問題に直面。
息子は集団行動ができない子だった(´Д`)
それに改めて気づかされたというか。
以前からうすうす思ってたんやけどね。
赤ちゃん時代から児童館での手遊びや絵本の時間には先生のやることに全く興味を持たず、自分の世界に入ってオモチャで遊ぶタイプの子だったので。
1歳代はもちろん、2歳後半になっても 変わらずで。
まあ2歳なんて 空気読んだり我慢とかできない年齢やし もともとマイペースな子やし、こんなもんやろう、って感じで そこまで気にしていなかった。
そして、プレの初日。
幼稚園に初めて足を踏み入れた息子。
上履きを履かせようと リュックをおろした瞬間、靴下を脱いで裸足でダッシュで廊下を走り、どこかに消えた。
おいおい どこいくの?
どこに何があるかも分からんのに何処を目的地にして走っていったん??
呆気に取られつつ、追いかける先生と私。
どうやら大講堂のおもちゃコーナーに突進したらしく。
「Kくんは興味のあるものを見つけるのがとっても上手だね!」
という 先生のあからさまなポジティブ発言に救われるも、その後もそんなことでは済まなかった。
自由時間がおわり、教室に移動して みんなで紙芝居をみたり工作しましょうの時間。
予想通り、椅子に座っていられず 部屋から脱走。
二階に上がり、トイレや年少クラスに勝手に入っていこうとする。素早すぎて追いつかない( ̄□ ̄;)
追いかけて連れ戻し、座らせ、また脱走。
見かねた先生に「好きなとこで遊んでていいよ」と優しく声かけてもらい、やっと落ち着く。
結果、うちの子はほとんど何も参加せず、ずっと別室で好きなオモチャで遊んでいた。
最後にサヨナラの挨拶の時間に部屋に戻ったときにも脱走を試みようとする息子に、私の血管がプチっと音を立てた。
点呼で名前を呼ばれても返事しない。
先生の指示まったく聞かない。
片付けしない。
椅子をずっとガタガタ。
脱走。脱走。脱走。
なにコイツ。もう嫌。
マジではずかしい、もう帰りたい(´Д`)
いやいや、私的にはこれくらいのことは予想できてたよ?
ただ、何がつらいって 周りの子がみんな想像を超えたお利口さんだったこと。
2歳なら息子みたいな落ち着きない子も普通にいっぱいいるだろうと実は思っていた私、他の子どもたちがきちんと椅子に座って大人しくしてることにショックを受けた。
いつもつるんでる近所の友達の子が同じくらいややこしいから、こんなもんだと安心しきってたのかも。
すいません、うちの子 落ち着きなくて~(^_^;)
と謝りながら愛想笑いを顔に貼りつけてたけど、途中から私の顔から笑顔は消え、
ついに盤若になり
最後の方は表情が抜け落ちて能面のように ただ息子をうしろから睨みつけていた(-_-)
帰り際には先生に平謝り。
「全然大丈夫ですよ、まだ初めてだから興奮してるのもあるし、2歳ならこれくらいが普通ですよ!」
とポジティブ発言をいただくも、心は晴れることなく どんより曇ったままで足取り重く。
暑さのなか 園内中を鬼ごっこしていたので、徒歩で帰宅しながら サハラ砂漠を横断してきたかのような疲労に見舞われた。
普段はこんなくらいじゃ疲れないのに、すっっっごい疲れた。気疲れのせいで。
冗談抜きで 道路にラクダ見えた。
もう一生 行きたくない(´Д`)
とまぁ、大変なトラウマになったわけで(笑)
でも、それから しぶしぶ二回三回と参加するうち
息子は相変わらず落ち着きはないけど、ママ同士もだんだん打ち解けてきて。
親しくなったママに「うちの子ほんま落ち着きないから恥ずかしい」と悩んでることを話したら
「大丈夫!多分、よその子の事はそんな気にならんっていうか みんな自分の子が何しでかすかハラハラしてるからそんなに周りの事は気にしてないと思うよ」って言ってくれて。
他のママは「うちも園では奇跡的に椅子座ってるけど普段はギャーギャー騒ぐしわがままやし めっちゃややこしいから いつ騒ぎ出すかハラハラしてるよ!同じクラスにKくん居てくれて正直安心したよ(笑)」って。
自虐の文化で育った私には これが一番響いたし、無理なお世辞よりずっと嬉しかった。
たしかに自分の子よりややこしいのが居ると正直「ラッキー、目立たなくて済むわ」てなるんよね(笑)
ややこしい子ママあるあるやね。
二人とも「大丈夫やで、みんな一緒やからそんな悩まんでも!」って膝ぽんぼんしてくれて。
じーん…(つД`)
思わず涙声になりそうで一瞬喋れなくなった。
でもこれで、かなり肩の荷がおりたというか。
すごい気が楽になったよね。
息子は初めよりは少し落ち着きを見せてきたし、先生たちも変わらず優しく接してくれるし
この幼稚園に通いたい!という気持ちが強くなっていって。
そうこうしてるうちに夏休みを迎えて。
そう。夏やすみの間にちょっとでも集団生活に向けて何か対策が出来たらと思って。
前から気になってた市の子育て相談センターに、集団行動のできない息子について どうしたらいいか電話でアドバイスを求めてみた。
すると実際に会って対策を考えてくれるとのことで、自宅訪問での観察と、そのあと市の子育てセンターでの発達テストを受けることになった。
そして発達テストの結果。
ざっくりいうと
・出来ている分野と やや理解や認知が遅い分野あり(3歳1ヶ月時点で、2歳半くらいのレベル)
・手先もやや不器用な傾向あり
・言葉や発音がやや幼稚で不明瞭ながらも三文語も出てるし、 あきらかな遅れではないかと思う
・マイペースな気質もあるせいか一方的な会話になりがちで、コミュニケーションが取りづらく、理解はできていても指示が通りにくいので お母さんは育てにくさを感じているのではと思われる
みたいな事を言われて。
結局、発達障害などの可能性があるかどうかは医療機関でないと診断できないけど、グレーだったり 別に異常とかじゃないにしても こういう子は 集団行動に必要な「落ち着き」「指示を理解すること」「手先の器用さ(指示をこなすためのレベル)」を訓練によって身につけていくことで かなり緩和されるんだそうで。
まあ、最終的に いわゆる「療育」というやつを勧められた。
いよいよ療育か~。
覚悟はしてたけど、まあそれでイコール発達障害ってわけじゃないし、不安になるよりも 子どものために出来ることがあれば早く対処しておけば後悔しなくて済むしね。
仮に発達に問題があったとして、療育にしっかり通ってトレーニングをこなせば、普通学級での集団生活に何の支障もないレベルにまで追いつくことも多いと聞くし、とにかく療育は早ければ早いほど良いって聞くし。
とりあえず私は他人に「育てにくさ」を理解してもらえたことが一番の収穫であるとそれに満足して、心が落ち着いた。
そうこうしてたら 入園説明会を挟んで二学期のプレが始まり。
私もトラウマはだいぶ解消されたし、久しぶりのプレ登園に 息子も月日が経つとともに少しは落ち着いてるんじゃないかなって期待して 意気揚々と出かけていった。
しかし
息子は久しぶりの幼稚園に興奮したのか、また脱走を繰り返した。
しかも捕まえて連行すると叫んで暴れて手のつけようがなく、前よりずっと酷くなってる( ̄□ ̄;)
やっと席について皆を待たせて始まった点呼では名前を呼ばれて返事の代わりに「しー!しずかにして!」と先生に返して 皆に笑われる始末。
お前が一番静かにしろや!と心で叫ぶ私。
5分おきに脱走を繰り返し、結局また別室コース。
悪夢再来( TДT)
そして私はまた 愛想笑い →盤若→ 能面に。
しかもその日は雨で人数が少なくて、よりによって大人しい子ばっかり。
ほんとにお利口さんばっかりで。
みんな先生の指示通りに動き、静かに座ってる。
ほんまに2・3歳ってこんなにお利口なもんなの!?
先生もママたちとも顔見知りで気心知れた空間なはずやけど、その日は 前とは違う不安に駆られて。
思い通りにいかないと脱走し泣き叫ぶ息子を目の前に、私のしつけがなってないから と思われるんじゃないか って恥ずかしさと(実際それが関係あるかはわからないけど、しつけがちゃんと出来てるって自信もそこまではないし)
あとはもう二学期やのに全然落ち着いてないし、むしろひどくなってて退行にも見えるし、やっぱりうちの子 異常なのかも…という思い。
恥ずかしいし、不安になるし、またいつ脱走するかわからんし、居たたまれなくなり。
トラウマ復活 (´Д`)
子どもを自分の思い通りにさせようとしてはいけないし、その子の個性や発達に合わせて認めてあげなければならない、とわかってはいるけど
私も未熟者なので、そんな大きい器ではなくて。
もう誰かこいつを代わりに通わせてくれ
私は辞退したい……と思った。
なさけない母親ですわ(  ̄▽ ̄)
んで、願書提出まで数日のあいだ、いろいろ考えた。
プレに通ってる幼稚園は、この近所でも 有名なのびのび系の園。
他に条件的に通えるところを第二希望で願書ももらってきたけど、そこは面接だけじゃなく入園考査などもあり 説明会でもかなりお勉強に力を入れてるみたいで。
座ってもいられない、名前も歳も答えない子が、入園考査なんて絶対ムリ。ネットにも実際に落とされたって例もけっこうあったし。
奇跡的に何かの間違いで合格したとしても、日々の生活やクラスの子たちのレベルについていけなくて途方にくれる息子を想像したら泣けてくる。
いや、園に入ってしまえばなんとかなるってよく聞くけどさ、なんともならなくて先生から毎日「今日も脱走しました」と報告され続け、ついていけず転入する子もいるってのも聞いたし。
なんとしても、プレに行ってる第一希望の園に入りたい。
もう、ここしか息子を受け入れてくれる園はない…落ちたら難民になる覚悟で…
と、さんざん思いつめて。
そして迎えた願書受付日には、予想通り 若干の定員オーバーによる抽選となり、開封のときは ここ数年で一番の緊張の瞬間となった。
『合格』
の文字を見たときは、まじで震えた。
仲のいいママたちを見つけて集まると、みんな合格だったらしく、ほんとに嬉しかったー!
抽選日には くじの運命を子ども本人に任せたいって意向で子連れとか家族総出で来てた人もけっこういたけど、うちらは似た者なのか 「連れてきたらややこしいだけ」と誰も子連れで来ておらず(笑)
休日だったので私も旦那に子どもらを預けてて、女子トークならぬ井戸端会議をゆっくり楽しんで帰ってきた。
あー、素敵な一日やった(*^^*)
もう感無量。
てか、まだ面接来週にあるんやけどね(笑)
ここの面接は名前言えなくても全然大丈夫!って先生から言われてるし、余裕。
といいつつ、やっぱ名前くらい言えてほしいし 集中的に練習しまくったら 昨日くらいから急に言えるようになった。
やればできるやん!
今はそれより旦那が面接でトンチンカンなこと言わへんかの方が心配(笑)
他のママも同じこと言ってて笑った。
あとは 来月くらいから療育に通って、プレが終わる頃にはいろいろ出来るようになって先生たちをビックリさせる計画。
底辺を知られてるんやから、これ以上恥じることはもうない。あとは浮上するだけ!
目標が決まれば、俄然前向きになってきたぞー!
これから先も、思いどおりにいかないことばっかりやろうけど まあ焦らず。
がんばるでー(^-^)v