**数日前の記事です**






。。。






なんと今日で

結婚式から一年。






早えーなーおぃ(;゜Д゜)










去年の今日、式を挙げてた。






そのあと私

無性に一人になりたくて
相方とちょっと揉めてた(笑)








だってさ

結婚式までずっとバタバタで

沖縄に着いた前日なんか
それはそれは忙しくて(-_-;)




リゾートウェディングのいいとこは
準備の楽さと気軽さやけど

その分、現地でのバタバタは尋常じゃなかったぞ…






(ここから下はこれから結婚式を挙げる方には舞台裏ネタバレというかあまりロマンチックではない情報ですので自己判断で読み進めていただきますよう)






なんせリハーサル的なものが全くないまま現地に飛ぶわけやからね


髪型決まってないメイク決まってない
段取りもその場で初めて耳にする




ちょっとうっかり聞き逃したらえらいこっちゃから、常にメモ取る勢いで。

予め質問を用意しておいて
限られた時間で解決していく。



なんとも仕事的な感じ(笑)






あんまりこだわったりグズったりしてる暇なんかないよね(  ̄▽ ̄)



覚悟してたし
結婚式にはさほど興味やこだわりもなかったからまぁ良かったんやけどさ

とにかく早く終わればいいな~くらいな。






そんな中でも私が一番こだわらなきゃならないのは髪型だったので


その他のことはどうでもOK的にハイハイと話を進めて、髪型のリハに時間を費やそうと計画してた。







なのに、いざメイクリハが始まったら
こだわりが炸裂してしまった。



アイラインの書き方だけで
どうもしっくりこなくて10回もやり直し

せっかくメイクさんが選んでくれたアイシャドウも、なんかしっくりこなくて自分のいつもの感じの色に指示して




泣いたりしたらアイラインが滲んでこないか?って5回くらい聞いて


大丈夫ですよって言われたのに

ほんとに大丈夫ですか?ほんとに??手紙とかで号泣してもですかっ!?
ってしつこ過ぎる人になってしまった(  ̄▽ ̄)







髪型はさらにこだわり炸裂で

前髪の流し具合から巻きのロッドの大きさから散らした状態の跳ね具合まで全て指示した



自分でもうちょっと盛ってほしいと言っときながら

余計背でかくみえるからもうちょっと押さえてほしいとか


顔が地味やから華やかに散らしてほしい言っときながら

キャバ嬢に見えないように上品にまとめてほしいとか



支離滅裂な注文をしまくった







花嫁って
もっと優雅にメイクとかしてもらうんじゃないの?


って思ったけどそれはきっと

たっぷり時間があるか
なんでもお任せ~なタイプな人か

そういう場合なんやと思った。







結局、打ち合わせリハの時間を
2時間近く超えてやっと決まった…



えっ、もうこんな時間!
すいませんすいません

って平謝りしたら



一生に一度のことですから
納得いくまでこだわってもらって当然ですよ(*^^*)

みたいな対応してくれて
さすが結婚式のプロ!と思ったよ。








ホテルの本館に戻るため
ビーチ沿いのハイビスカス咲き乱れる散歩道を歩いて帰ろうと外に出たら




真っ暗。

夜になっとる…



暗いから危ないですよって
送迎バスが私を積んでいった








せっかく沖縄来たのに
私は何をやっとるんや



もう結婚式はいいから
ゆっくりリゾートしたい

と思った。。







その間、相方はビーチ散策して
ホテル内を探検して
ビール飲んで
広いベッドで旅の疲れを癒していた



いいよなぁ男は









そんなこんなで
あまり乗り気でもなかったまま

とりあえずゲストに楽しんでもらえたらもうそれだけでいいわ、と思った。








しかし当日

ドレスを着て髪型作って
真珠とダイヤ(偽物)のネックレスとイヤリングをつけて頭にティアラみたいなのを乗せたら


姫!!

って感じになって
めっちゃテンション上がった。






メイク室に誰も居なくなったから

くるくる回って振り返って
ニコって笑って
スカートの裾持って姫お辞儀をしてみた

きゃあ♪



キャラごと変えてしまう威力があるね
ウェディングドレスって 。

女性にとってお洒落とは
活性剤に値するもの。


医学的にも証明されてるよね。











相方の髪型をどうするか、
相方の担当ヘアメイクさんが新婦さんの意見をって求めてきたけど




まだ決まってなかったんかい!(゜Д゜)

あと1時間半で式始まるぞ おい





男はほんと適当な扱いやな。。
と実感した(笑)






そんなこんなの状態でなんか私もう
ドレス着れただけで充分。って感じになって



今から挙式って実感がまったく湧かなくて。






教会の中のどこに何があるのかも分からないまま

言われるがままにされるがままに




同じく大丈夫かおいってくらい何をしたらいいのか分かってないお父さんの腕に手を添えるように指示され





扉が開いた ーーーーーー











人生で初めて、いや自分が生まれた瞬間の次くらいに


自分の挙動に注目と祝福が集まる瞬間を味わった。





その感覚に酔いしれてしまった。







一人一人の顔が見えて声がハッキリ聞こえてくる。

友達のすすり泣きが聞こえた。






あんな冷静にバージンロードを歩けるとは思ってなかった。

もっと緊張で周りが見えない感じになるかと思ってた。





冷静に酔いしれた。
その状況を楽しむ余裕が充分にあった。

やっと準備が終わったよ~… という感慨深さも込み上げてきた。








前を向くと、真っ青な空と水色の海が広がっていて


「うおーめっちゃキレー!」
とか普通に声出しそうになって危なかった。

それほどに緊張がなかった。





相方とお父さんは緊張で手足が一緒に出そうやったと言ってたけど(笑)









誓います の時は、
それほど感慨深くなかった。




だって、まだまだそんな重い言葉言えるほど2人の絆は深まってない気がしたから。




付き合って1年。

その半分が結婚準備に費やされて
一緒に暮らし始めて1ヶ月。


まだまだこれからと思ったから。







もちろん相方のこと好きやけど

どんなことがあっても一生添い遂げるなんて、添い遂げてからはじめて胸張って言えることでしょって感じで。




大切なのはこれからの生活。

いかに自分が相方の良きパートナーに成長するか。




だから「今日からいろいろ努力します」 と心の中で誓っておきました。






だけどまぁ これも儀式のひとつ。

イベントを楽しむ勢いで「ハイ、誓います」と高らかに宣言しておきました♪









挙式が終わって撮影会があったんやけど。



あれは正直、自分が芸能人になったと錯覚する瞬間やね。




プロに自分至上最高の外見をつくってもらって

あれだけ注目されて賛辞を述べられたら もう

誰でもああなるでしょ。。







自分に向けられるカメラ、カメラ、カメラ。

こっち向いてー!キレイー!笑ってー!の声、声、声。





自然としぐさが優雅になり、佇まいに女優オーラが出る。

そんな自分を冷静な自分が「お前ww」って笑ってる状態。







旦那の存在感なんて、どこにもありゃしない(笑)






ほんと、新郎にとってつまらないイベントやろうなと思う(笑)

それなりに楽しんでたようやけどね。












そのあとのプチ食事会では

女優オーラはすっかり消えて 友達とはしゃぐ一般人になった。




ドレス着たまま普通に友達とランチしてる感覚っていうの?

ドレス着てることを完全に忘れて食事に夢中になってた。







だって、あまりにカジュアルなパーティーなんやもん。


カジュアルというか、セルフサービス的な?(笑)



高砂もないし、普通に長テーブルの真ん中に新郎新婦が座ってて

同じテーブルの前と左右に家族や友達がワイワイ居る感じ。





この状況で花嫁気取るのはなかなか難しい。。

フルコース完食にギャハハ笑い。








進行も自分たちで、しかも適当。



そろそろ手紙を読みたいと思いまーす
ちょっと聞いてくださーい

って自分で言ってから読んだ(笑)






そして号泣した。


自分で書いた手紙に泣かされた(笑)







親の前で泣いたのなんか何十年ぶり。。




それも話せなくなるほどの号泣っぷり

BGMもないのに よくあんなに一人で盛りあがれるなと思った。






友達へのメッセージ
ひとりひとり、チラチラ顔を見て読んだ。

目が合ったら笑けるかと思ったけど
向こうが泣いてたからこっちも余計泣けた。




義兄弟一家、義両親へのメッセージで次々と泣かせてしまう。









最後に自分の両親へ。


もうどうしようもなく、涙腺崩壊。




「お父さん、お母さん」の文字を読むのに1分くらいかかった(笑)




「30年間も育ててくれたのに 家を出るとき今までありがとうってちゃんと言えなくて…」
のとこでさらに大号泣。




30年間…。

なんて長い月日、毎日一緒に居たのにお別れなんて…て思って

引越しの日を思い出して、また余計に涙がぶわぁっと。。





ヒックヒックなりすぎて、先が読めない。






ゲストのほとんどがもらい泣きしている。





女性は全員涙していた。

と思ってた、そのとき。







「ガンバレ~(・∀・)ノ 」と軽い声。








誰やろうと思ったら、

うちのおかんやった。









てか全然泣いてない。 まじか!!








そこは泣いとけよ!!(笑)

と、全員が思ったに違いない。







でも、母の愛情ってそんなもんじゃないのよね~多分。



結婚はスタート。
これからこの子がどれだけうまくやってけるかが重要って、

そっちに気がいってて感慨に飲まれてるどころじゃないって感じちゃうかな^^









そんなささやかなパーティーも無事に終わり

退場も、ゲストと一緒にわらわらと喋りながら会場を出る。




案内係すらもういない。

完全に、ドレスを着て勝手に食事をする会だった(笑)









するとその時、お義母さんがやってきてくれて。


「ほんまに、ほんまにあったかくて、いい式やった…ありがとう、ありがとう」って

泣きながら言ってくれた。






そのときほんとに、結婚式やって良かったなって思った。


相方のお母さんをこんな喜ばせられるなんて最高やん、って。







ほんと、大勢に注目されたり盛大なのが苦手やからって

こんな地味でいいのかなってちょっと気にしてたし。





リゾート挙式にしたことで、遠方やし少人数やしって事で
お世話になったのに呼べない人がたくさん居たり




私の地味婚エゴを押し切った選択、

周りにとっては果たしてこれでよかったのかな、とかちょっと思ったりしたし。








でも、すべてはやっぱり「自分らしく」マイペースな挙式ができてよかった。



最高の思い出になった。

思ったより全然楽しかった。










ドレス着たままホテルの部屋に帰っていいらしいので

ロビーで写真撮りまくってたら、
一般の宿泊客から注目の的。




また芸能人気分に浸る。

今度はウェディング雑誌のモデルになった気分(笑)








さらに部屋で友達に写真を撮ってもらって

最後は相方と2人でお互いをナルシー撮影会して





いい加減 もうええわってなって


やっとドレスを脱いだ。









脱ぐ瞬間


一生分の姫気分を味わったね。もういいよね。いいよね?



人生最高の瞬間は終わるよ?
いいね??



うう、、




って感じで、なかなか脱げなかった。。







しかし相方がさっさとタキシードを脱ぎ捨てて

ランニングで寝そべってる姿を見て現実に戻り、私も戻ることにした(笑)









そっから、脱いだドレスが抜け殻のはずなのに

私の中身の方が抜け殻状態になって







なんでかどうしようもなく一人になりたくて




「一人で散歩したい」
って相方に言って

「なんで?一緒に行ったらいいやん」
って言われて


「たまには一人になりたいねん」とか言って 相方を不安にさせてしまった。





新婚旅行みたいなもんやのに、最低やなって自分で思った。。





これまで忙しさに負けて我慢してた「孤独欲」がはちきれそうになって

孤独に死にたがる猫みたいに他人を拒否したくなった。







だってもう、私に自由はない。

相方のことは好きやけど、
自由はもう無い。



ちょっと一人で散歩するにも
ちょっと一人で遠出するのも

一人になりたいからついてこないで、とか言えない。






やるべき事がおちついた瞬間、重さが身体にのしかかってきた。



本当に、独身には戻れないんやって実感した。

一生、この人とセットで動きますって今日宣言してしまった。








なんか切なくて切なくて気持ちを整理したくて

一人になりたくて
そんな自分が申し訳なくて



その日はじめてマリッジブルーになった。







お風呂に入って落ち着いてから、

相方にいっぱい愛情を示してさっきはごめんと伝えた。






この娘はまだ自分に心を開いてないんじゃないかって

うすうす不安に思ってたんじゃないかな、相方。






でも、自分の問題やから、ごめんって。そういう性格やから、絶対これでもめる時がくると思ってた。




自己満足な説明をしておいた。

相方は理解したようなしてないような。



でもさほど気にしてない様子で。

そういうことを掘り下げて知りたがるタイプじゃないからね。前向きで単純やし。





理解してくれなくても別にいい。

そう、今はまだそんな自分でも これから変わっていったらいい。




理解してもらうんじゃなく、
自分が変われば大丈夫。







私は適応力があるから、きっと大丈夫。


そう思うと心が楽になって、相方に素直に飛び込むことができた。







結婚なんてほんのスタートなんやし。

これからこれから。









式が終わったその頃から、

私の心は相方にきちんと向き合うようになり
相方が捨て身で甘えてくるようになった。



それまでとは違う愛情が湧いてくるようになった。


挙式をして得たものは、それなりにありました。













てか、1年経ってからレポを書いてる私(笑)








でもね、1年経った今やから思うよ。


今なら誓えるかも(*´ー`*)







だいぶ家族になってきたもんね。





付き合ってやっと2年。

よくぞここまで一人の男と向き合ったよ、私のくせに。

奇跡に乾杯。





これはほんとに自分を褒めてあげたい。達成感でいっぱい。











そしてこれからも、




相方という生物について研究して

大切に守っていこうと思う(*´ー`*)