人間を辞めようと思いました。
悲しみや憎しみや醜さを増幅させるくらいなら誰とも、誰とも関わりたくない思ったのです。
人に優しくできるのは、笑顔で接することができるのは
所詮、己が満たされている時だけなのだと心底分かってしまいました。
相手の良心を疑う時、それと同時に自分自身の心の闇を知ることになる。
コントロールすることのできない無意識下で巻き起こる
嫉妬
羨望
憎悪
嘲笑
これらは、人間の本質なのだとほとほと身にしみてしまいました。
人間生活に
私はできるだけ早く決別していきたいと、強く思います。
着飾り、牽制しあい、互いの懐をのぞきこんではぐだぐだと低劣な持論を展開するようなお遊戯的生活に嫌気がさしたのです。
相手の虚像を責めたとて、なにかそこに真実めいたものがあるわけではないのです。
唯、その責めたてることによってのみ保たれる塵のようなプライドを守るために自転車操業のような暮らし、他人との関わりをしなくてはいけない。
それは
まことに滑稽な事なのではないでしょうか。
欺き、欺かれ、芝居を演じ、愛し、愛されるフリをして、一体なにが得られるというのでしょうか。
暇つぶしと言う名の、さまざまな感情の清掃を長らくしていたのだなぁと思います。
まるでそれが重要事項のような顔をして本当に長く続けてきました。
なにかと関わり、心を砕き(といっても、自慰的な自己満足でしかないのだけれど)
形を成していくというような営みを辞めよう。
そられは特に意味のないことだから。
それは特に必要のないことだから。
道化は唯、己のみ。
唯、それだけが真実なのです。