皆様、
おはようございます。
こんにちわ。
こんばんわ。

本日は朝からビックリΣ(´⊙ω⊙`)
仕事直前に震度6近くの地震が(||゚Д゚)ヒィィィ!

職場の片付けから始まる1日と
なりました(〃´o`)=3 フゥ

で、そんな1日の始まりでもお客様は待っておられますので、頑張らないと(p`・ω・´q)

で、そんな本日の一品はこちら下矢印


三菱エンジン搭載のエンジンポンプですね。

修理依頼内容は「エンジン不調」という情報のみ( ˙ロ˙ )/
とりあえず、現状を確認すると、確かにエンジンの回転が全回転域で不安定で、いわゆるハンティング現象が起きている状況で、アイドリングではストールする事もしばしば。

エンジンの外観をよく観察すると、錆が多くボディ表面には白い粉のようなものが付着。

実はこなポンプは海水用として販売されているエンジンポンプなんですが、さすがにエンジンまでは塩対策はされておらず、海水がかかるものなら錆がすぐに発生してしまう事もあり。

で、そんな海水で使用されているポンプなんですが、エンジン不調の原因はまさにこの「塩」です。

特にキャブレター周りや吸入口には塩の粉がふいています。
おまけに錆まで。


写真にはありませんが、幸いにもシリンダー内や燃焼室、バルブ周辺には錆の形跡もなく助かっておりました。ε-(´∀`*)

でも、他にも被害を確認していくと、


イグニッションコイルにも錆の侵食が…。

機能的にはまだ大丈夫かも知れないのですが、
いつ、機能不良に陥るかわからないので交換できる時に交換しておきます。

右が新しいイグニッションコイル。

コイルを取り付ける時には、フライホイールマグネットとの間を隙間ゲージで計測しながら取付。
クリアランスは0.3mm、よく名刺1枚分とも言われていますが、最近の名刺は色んな厚さがあるので、できれば隙間ゲージでしっかりクリアランスを測りましょう。

キャブレターも洗浄だけでは回復せず、交換対応となりました。

燃料タンク内にも錆の混入した形跡もあり、これも洗浄をして、ようやく試運転。
エンジン回転も安定。
ポンプの性能も上がっており、完了です(´`;)

交換部品
キャブレターASSY    × 1
イグニッションコイル ×    1
スパークプラグ    × 1

燃料タンク内洗浄
シリンダーヘッド内外点検
バルブクリアランス調整
エンジンオイル交換

作業時間(試運転時間を除く)
約90〜100分

以上

塩害は錆の被害だけではなく、エンジン自体の寿命を縮める事にも繋がる可能性がありますので、使用場所や保管場所、海水がかからないように注意しましょうウインク