洗剤を使おう!こんなに特徴があるプロ用洗剤「SD-20」①
万能ディグリーザー
プロ用洗剤の特徴のあるものを幾つか上げていきましょう。プロ用の洗剤は非常に特徴があります。最初はSD-20です。
S-20はスパルタンケミカル社(弊社輸入先)にとってはエポックメーキングになった洗剤で、この洗剤でスパルタンケミカル社は彼らに言わせると「メジャーデビューする事が出来た」と言う製品です。業務用業界に初めて合成洗剤をデビューさせたのです(それまでは石鹸でした)。
洗剤の強さは中性洗剤→万能洗剤の順になります。pH値も中性洗剤(7-9)、万能洗剤(9-11)程度です。いつも言っていますが、私達の身の回りの汚れは殆どがアルカリで落ちますので、非常に多くの汚れを落とす事から万能洗剤と言われています。そして、万能洗剤よりも強い洗剤はディグリーザー(Degreaser)と言います。Grease(グリース=ネチャついた油)をDe(反対語)するという意味で、酷い油汚れまで取る洗剤という意味です。
このエアゾールのSD-20(pH10.5-11.5)はディグリーザーです。即ち汚れがものすごく良く落ちるのです。そして、この洗剤の特徴は水拭き可能な場所で使用でき、殆どの場所でリンス拭き(洗剤を取る為の水拭きの事)が必要ないのです。例えばペーパータオルで拭き上げたとしても、素材を傷めたり、後にべたつきが残ったりしないのです(勿論最初にテストが必要ですが・・)。
一番簡単な使い方は濡れたタオルを堅絞りにし、汚れの上にSD-20をスプレーし、堅絞りをしたタオルで拭き上げると言う方法です。壁クリーニングには最適な洗剤です。
これをお使いになられた方は一応にその洗浄力にビックリします。私の講習会で良く「洗剤使用に関してはRTUから始めよ」と強調しますが、洗剤の汚れ落ちにビックリする事から洗剤との距離感が近くなるのです。洗剤使用の入門編としては最適の洗剤と言えるでしょう。
チョット写真が下手で申し訳ありません。